2017/05/12

自転車東京旅行の最終章…グレートジャーニー号は輪行できるか?

自転車東京旅行の最終章…
グレートジャーニー号は輪行できるか?

充実の東京旅行10日間最終日。

自転車は板橋区で借りているマンションに停めていた。翌日は名古屋にレッスンに行き、その晩に兵庫県の自宅に帰るので、自転車に乗って帰るという選択肢はない。

当然、新幹線で行くつもりだ。自転車は、ヤマト運輸で送れるとネットで読んで安心し、板橋区のヤマト運輸の営業所が運よくマンションのすぐそばと言うことも把握していたので、何も考えてなかった。

午後の出かける前に自転車の乗り気楽な気分で営業所に行く。

ところが。

自転車を送りたいと言うと、梱包していないものは送れないのです…と。引っ越し便であれば送れるが、引っ越し便の営業所は埼玉県の朝霞市なので、すぐには引き取りにこれないそうだ。
自転車が送れないだと、困った。

大きなスーツケースといっぱいの荷物もある。
取り敢えず、スーツケースに物を詰められるだけ詰めて、自宅に送った。1600円。自分で運ぶことを思えば安い…。

電車に自転車を載せて旅行することを輪行というのだが、僕のグレートジャーニー号は、ネットで調べたところ輪行にはまったく不向きらしい。大型のフレーム、バッグを固定するギャリー、泥よけもある。これを輪行したという記事も見当たらなかった。その上、僕は輪行バッグは持っていない!

途方にくれたが、取りあえず午後に約束があったので出かけて、セッションから帰ると深夜になった。

輪行バッグどうしよう。
自転車を黒いゴミ袋にでも入れて運ぶか?
成増駅のスーパーSEIYUが深夜まで営業していたので立ち寄り、幸運にも自転車用の雨避けカバーを見つけた。うん、これは行けるかも?

帰宅して荷物を整理し、自転車をドライバーで初めて解体し、カバーを逆さにして自転車を入れて、上面をガムテープで留める。見た目は汚いが、一応、全体が隠れた…。

既に深夜の2時。翌日は7時の新幹線だけど、ラッシュに巻き込まれると電車に自転車を載せられないので、朝5時に起き、部屋を整理して、10日間お世話になった家を出た。

自転車は15キロある。それにパソコンや楽器。
めちゃくちゃ重い。駅まで担ぐのも精一杯だ。

駅では、駅員に声をかけられて止められたらどうしようと不安だったが、こんな大きな荷物なのに、東武東上線、山手線、新幹線、意外にも誰にも何も言われずに乗れた! 
思えば、もっと大きなハープをカートに乗せて奈未さんと旅行することもあるのに、なんとかなっているのだ。

こうして14日かけて東京まで来た道のりを、無理矢理な手段ではあるが、また自転車とともに新幹線で帰って行くことになった。

ムチャクチャだ。
本当に、クレイジージャーニー…。

スーツに身を包んだサラリーマンだらけの新幹線で、ボロボロになりながら、やってやったぞ!俺は生きてるぞ!という、謎の達成感に酔いしれる。

名古屋駅にて自転車を組み立て、取り敢えず駐輪場に駐輪。


今夜レッスンを終えて、無事に帰れることを祈る!

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