2018/12/02

音楽起業のすすめ

先日、大阪の経営コンサルタント/税理士兼社労士さんとの初めての面談をした。音楽に理解のある良い方と巡り会えて、ご紹介くださった方には感謝している。

「ケルトの笛屋さん」は来年には会社化する予定なので、法人登記、会計、労務や社会保険、在庫管理、マーケティングについてアドバイスをいただき効率化して、僕は思い切り自分の得意分野に集中したい。

経営は楽しい。人間的に成長させていただき、たくさんのことを学び、自分の大好きなことで人に喜ばれ、価値を生み出すことができる。

笛屋さん6年目にしてようやく経営者らしいマインドになってきたが、最初から起業を目指していたわけでない。音楽家なら誰でもやっているように、生徒さんに対面で楽器(ティン・ホイッスル)を売ることから始まった。それは1本数百円の利益だったけれど、その蓄積と延長線上に今がある。
生徒さんのためのオリジナル教材を開発し、調査・研究したことをホームページにまとめる……。そんな自分の大好きなことを続けていたところ、上岡君にECサイト(通販)を任せることになり、そこからどんどん仕事が広がっていった。

僕は人間関係が苦手で、組織では生きてゆくことができない人間だ。縦の関係がいやで、上司や先輩から偉そう指図にされるのは大嫌い。だから上下関係なく、好きな人だけとゆるく横につながる音楽家は性に合っている。
 音楽家であれば時間が、働く場所が、そして人間関係が自由になれる。一方で音楽家は収入を得るのが難しい。だから多くの音楽家がやむにやまれずアルバイトをしたり、望まない演奏の仕事を受けている。しかし僕はやりたいことしかやりたくない。

そこで起業である。事業をすれば収入を補完することができる。いまどき副業をするのは簡単で、民泊ビジネスやブログやYouTubeの広告収入など色々な手段とあるが、それが音楽に関係したことであれば、お互いに好循環を産みだすことができる。自分の軸足はあくまでも音楽家だが、音楽家であることが事業家としても計り知れないプラスになっている。つくづく音楽家であり事業家であることが、自分には最適解だと感じている。

20歳代前半はサラリーマンとの兼業音楽家を試みたこともあったが、アルバイト経験しかなかった自分の経歴書はスカスカで、条件の良い会社に務めることは難しく、自分で稼ぐ道を選ぶしかなかった。

昨今は長時間労働やストレスの多い労働環境によって心身の健康を害する人も多いという。その上、賃金は下がり続けている。税金負担率は五公五民で、勤め人は強制的に天引きされる。
起業はそういった人にとって人生を逆転させる最高の手段だ。うまくいけば健康的に暮らしながら時間・住む場所や仕事をする場所・お金・人間関係の自由を手に入れることができる。事業が成長すればサービスや商品、雇用や税金によって社会の役に立っているという自信も得られる。


今後は事業を少しずつ確実に成長させることで、プラスの輪を広げていきたいと気持ちを新たにしている。

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