2015/12/17

台湾から投稿テスト

台北に一週間来ています。
今回は小学校で教員向けのティン・ホイッスルのレッスンをしたり、台北のケルト音楽センターでグループレッスンをしたり、小さなコンサートをします。
今回は、新しいブログに旅先から投稿できるかのテストです。

中華圏と日本との文化の違いについて、こんなことを考えました。

日本人は、ささいなことでも「ありがとう」を言う。そして、友達や家族や夫婦恋人でも欠かさない。1日に何度言うだろう?

中華圏では、中が良い間柄ほど、細かなことではありがとうを言わない。ご飯を奢ってもらっても、何かを借りたりしても。どうしてだろうか。

それは、「ありがとう」を連発すると言葉の重みが軽くなるし、よそよそしく感じられるから。ありがとうと言われた時の定番の答えは「君は気を使いすぎ」だ。そして、本当に大切な時にだけ言う。その代わり、友達になったらとにかく親密に付き合ってくれる、というのが中華文化の特徴だ。

昔の日本では親子や夫婦の間でさえ敬語を使っていた。「さざえさん」のフネやカツオのように。そして、友人関係では礼儀をわきまえ、度を超えた付き合いをたしなめる。以上を考えると、日本人の人付き合いは個人主義的で緊張感があり、中華圏には冷淡で礼儀正しすぎるように感じられるようだ。

本物の中華圏の文化に飛び込むと、遠慮がなくて驚く。何かしてもらってもお礼の一つも言えないのかと傷つく。友達であっても、お礼を言えと求めてしまったこともある。でも彼らが無礼なのではなく、習慣の違いなのだ。慣れてしまえば、このような付き合いも
気持ちが良いのかもしれない。

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