2019/07/04

SNSのお知らせ

いつもブログをご覧下さり、ありがとうございます。各種SNSでの情報発信が中心となってきたため、こちらをご案内します。ぜひ、お友達申請・フォロー・登録をお願いします。


 <ケルトの笛奏者 hatao>
 ツイッター    @hatao_flute
 facebook    https://fb.me/hatao.flute
 Instagram    hatao5614
 メール    hatao@irishflute.info
 HP        http://www.irishflute.info/
 YouTube    https://www.youtube.com/user/hatao

  <ケルトの笛屋さん>
 ツイッター    @celtnofue
 facebook    https://fb.me/celtonofuefunclub
 Instagram    celtnofue_insta
 メール    info@celtnofue.com
 HP        http://www.celtnofue.com/
 ブログ    https://celtnofue.com/blog/
 YouTube    https://www.youtube.com/user/dublin924
 Line@        https://line.me/R/ti/p/%40hhk8701t

2019/05/05

【ケルトの笛しんぶん】#147 東京でのケルトの笛講座のお知らせ

----------------------------------------------------- 

      ケ ル ト の 笛 し ん ぶ ん

 ケルトの笛をこよなく愛するhataoから、新商品、コンサート、
 教室などの最新情報を毎月1回、お送りします。

   2019年5月号     Issue.147 2019年5月5日発行
 ----------------------------------------------------- 

このメールマガジンは、コンサートやレッスン、ケルトの笛屋
さんを通じてこれまでにご縁のあった方にお送りしています。

 /// Contents ///

 -1 ご挨拶

 -2 お知らせ

 -3 今月のおすすめコンサート!

 -4 活動報告

 -5 ケルトの笛屋さんから

 -6 コンサート情報

 -7 教室情報


 ********************************************
         1、ご挨拶
 ********************************************

 こんにちは! ケルトの笛のhataoです。

このメルマガは、「ケルトの笛屋さん」のお客様やコンサートに
お越しくださった方にお送りしています。

 良い連休をすごされましたか? 宝塚は気持ちの良い初夏の
陽気が続いています。今週から、hatao & namiで初めての台湾
コンサート、それに続いて一人で韓国に旅行をしてきます。

 ただいま一生懸命に中国語と韓国語を勉強しているところなので、
実地で外国語を練習すること、そしてそれぞれの国の音楽ファンとの
交流をとても楽しみにしています。

 そんなわけで5月はコンサートが少ないのですが、6月は広島での
コンサート、東京でのレッスンがあります。ぜひお会いできることを
楽しみにしています。

 
 ツイッター    @hatao_flute
 facebook    hatao.flute
 メール    hatao@irishflute.info
 HP        http://www.irishflute.info/
 ブログ    https://celtnofue.com/blog/
 YouTube    https://www.youtube.com/channel/UCMKYKITsPtb_2Qaoi7aEu8A


********************************************
       2、お知らせ
********************************************

 ◎神奈川県と東京都内でのフルート/ホイッスルの単発レッスンを開催します。

 大変久しぶりに、関東でレッスンをいたします。主にアイルランド音楽の笛の
演奏法をお教えします。すでに枠があまり空いていないのですが、ご興味ある方は
ぜひお申込みください。ティン・ホイッスル、アイリッシュ・フルート、モダン・
フルートで受講ができます。

【神奈川県の講座(個人)】
日時:2019年6月22日(土)午後時から18時から21時のうち1人50分
場所:戸塚駅近くの貸し会場で (詳細お問い合わせください)
受講料:個人 60分 4000円 ※会場利用料別途250円が必要です。
お申込み;hatao@irishflute.info

【東京都内の講座(個人)】
日時:2019年6月23日(日)午前11時から午後2時の中で1人50分
場所:NUTSスタジオ駒込Bスタジオ Bスタジオ 会場案内
    東京都北区田端4-1-11
受講料:スタジオ代込 5,000円
お申込み;hatao@irishflute.info

【東京都内:モダンフルートで楽しむアイルランド音楽(グループ)】
日時:2019年6月23日(日)午後4時から午後6時
場所:NUTSスタジオ駒込Bスタジオ Bスタジオ 会場案内
    東京都北区田端4-1-11
受講料:スタジオ代込 3,000円
お申込み;hatao@irishflute.info

 ◎京都の「ケルトの笛屋さん」の営業日時を5月より変更します。

 5月から
 金曜日 14時から19時
 土曜日 14時から19時
 日曜日 14時から19時
 となります。

 連休中も上記のとおりの営業となります。
 お間違えなきよう、お気をつけください。


 ◎大阪府池田市 自然食カフェ「ばんまい」での
 お昼のコンサート「やわらかな音じかん」 が復活します!

 場所:大阪府池田市鉢塚3丁目15?5 A

 次回は2019年4月22日(月)15時~ 
 入場無料 ※お飲み物をご注文ください
 
 以後は基本的に第4金曜日15時からの開催となります。
 平日のお昼の時間、生演奏を聴きながらゆっくりとお過ごしください。


 ◎雑誌寄稿のお知らせ

 フルート専門誌THE FLUTEからアイリッシュ・フルートについて
連載の依頼をいただきました。2月10日号、4月10日号の二回に分けて、
普段クラシックを吹いている方に向けてアイリッシュ・フルートの
魅力を伝えます。次回号は、モダン・フルートでアイリッシュを
演奏する方法について、ビデオ講座と合わせてお送りします。
全国書店でお求めになれますので、ぜひご覧ください。


 ◎ アイリッシュメルマガ「クラン・コラ」が復活

 アイリッシュ・ファンの貴重な情報源だったメルマガ「クラン
・コラ」がケルトの笛屋さんの後援で復活します。音楽評論家の
おおしまゆたかさんが個人的に発行していたもので、ライブ情報、
読み物の2部からなります。登録はこちらから!

    http://www.mag2.com/m/0000063978.html
    http://melma.com/backnumber_98839/


********************************************
    3、今月のおすすめコンサート!
********************************************

今年も広島に行くことが決まりました!

農村景観の広がる広島県東広島市志和町志和堀にある小さな茅葺民家を
中心に活動している「ホタルの宿自然学校」でのコンサートです。
ケルト・北欧の笛とハープの温かな音色に包まれた夏の午後を
お楽しみください 。


≪ケルティック&ノルディックコンサート@ホタルの宿自然学校≫

【日時】6/16(日) 13:30開場 14:00開演 15:00 ティータイム

【場所】ホタルの宿自然学校
広島県東広島市志和町志和堀3240
http://kobohayashi.jp/l_hotaru_shiwa3.htm

【料金】
予約3,000円 当日3,500円 お茶菓子つき (限定20名)
中高生1500円、小学生以下1000円、4歳未満無料

【予約先】ホタルの宿自然学校 林 浩三
kobohayashiアットhotmail.com
090-8248-9793



********************************************
    4、活動報告
********************************************

 先日5月3日に大阪でモダン・フルートで楽しむ「アイルランド音楽」と
題した講座を開催しました。初めての、モダンフルート奏者のための
伝統音楽講座で、私hataoとフルート奏者の西川智子さん、ayaさんとの
3名で、3時間みっちりとお話と練習をしました。

 受講生は遠くは福岡市、浜松市、名古屋市からもご参加いただき、
熱心にお話を聴いていただきました。

 以下、感想を引用します。

「本当に盛りだくさんの内容で新たな発見がいっぱいでした。今まであまり深く
吹き方を意識したことなかったですが吹き方1つでモダンフルートでもアイ
リッシュな表現ができたり楽譜だけで表現できない微妙なリズムや長さなど
実際に前で吹かれてやってみて、でわかりやすかったです。
人数もちょうどよく皆が質問したりできる距離で講師との距離も近くモダン
フルートで、、とあまりない講習で学びがいっぱいでした。」

「長い時間があっという間に感じるほど充実した講習会をありがとうございました。
目の前で説明を交えて演奏して頂きますと解りやすかったです。
特に、タンギングをしないというのは驚きでしたし、装飾かと思っていた技法が
音を区切るために使っているというお話しなどは本当に興味深かったです。
そして、何より音楽を楽しむ雰囲気が心地よかったです。」

「わかりやすい講義と素晴らしい模範演奏を聞くことができ、とても有意義な
贅沢な時間を過ごすことができました。フルートの技術面だけでなく、時代背景や
言語学など色々な観点から教えていただき、とてもわかりやすかったです。
音源の聞き比べも興味深かったです。hataoさんや智子さんたちが、3時間の中で
あれもこれもと伝えてくださっているのがよくわかり、ありがたいなぁと思って
聴いていました。講座のネーミングから、フルートを吹く実技の時間がほとんど
なのかなと想像していましたが、座学が充実していて、講座中は正直もっと
フルートを吹きたいという思いもありました。でも終わってみると、家であれも
これも試してみたいと今後のフルートの練習が楽しくなるような今後につながる
講義だったと思います。」

「今まで装飾音に、何の音が入っているのか必死で聴き取ろうとしていましたが、
バグパイプの音を切る為に…という説明に、そう言うコトか!と納得いきました。
とても分かり易かったです。
アイリッシュフルートを買わなければ、はじめられない!と思い込んでたのですが、
とりあえず聴いて吹くことからはじめてみようと思います。」

「自分で耳コピしてアイリッシュの曲をやってみたのですが、全然、アイリッシュ
っぽくならなくて。その理由がとてもよく分かりました。自分が習ってやってきた
フルートの吹き方とは、全くの別物でした。あと、ティンホイッスルの教本の
タップ、カット、ロールもいまいち分からなかったのですが、感じがわかりました。
演奏者によっていろいろ、ということも実際に聞けて、おもしろかったです。」

好評にお答えして「モダンフルートで楽しむアイルランド音楽」の第二回目の講座を
開催します。音源と実演など資料をたくさん利用して、理解して練習する実践的な
講座です。ぜひ、ご参加をお待ちしています!

【東京都内:モダンフルートで楽しむアイルランド音楽(グループ)】
日時:2019年6月23日(日)午後4時から午後6時
場所:NUTSスタジオ駒込Bスタジオ Bスタジオ 会場案内
    東京都北区田端4-1-11
受講料:スタジオ代込 3,000円
必要なもの:モダンフルート (譜面台は会場にあります。)
お申込み;hatao@irishflute.info


********************************************
   5、ケルトの笛屋さんから
********************************************


 みなさまこんにちは、春らしい陽気が続いたかと思うと急に寒くなった
り、暑くなったりで、すっかり体力を奪われてしまっている店長の淳平で
す。4月は個人的には非常に忙しい1ヶ月を送りました。不思議なもので、
すごく忙しいイレギュラーな日が続くと、心の拠り所は音楽ぐらいしかなく
なってしまいます。しょっちゅう言ってる気がしますが、店長は疲れたり、
もうダメでやんすーみたいな状態になった時には必ずブルターニュ音楽を聴
くという習性があります。なんでしょうね、なんだか心が落ち着くんです。
ブレトン音楽は歌もいいですしね。そして、忙しい間に「この忙しさが終わ
ったら、バンジョーとかはじめたいな」と思うようになりました。(そう思
ったタイミングで京都店のバンジョーが完売してしまいましたが…これはお
告げかしら)
 実は学生の頃から何度かギターに挑戦したことはあるのですが、店長のム
チムチした指はあまり弦楽器には向いていない気がする…という懸念を持ち
つつ、音楽の力で忙しさを乗り切ったら、音楽の力を借りてまったりしたい
なと夢見る春の夜でした。

◎ Killarneyのホイッスルが入荷しました

 アイルランドのキラーニーからハンドメイドホイッスルが届きました。だ
いたい3万円ぐらいから、というハンドメイドの常識を打ち破るお求めやす
い価格が魅力の「はじめてハンドメイド・ホイッスル」として大人気の
モデルです。

 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=382
 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=412


◎ ロシアの新星 カラバエフさんのホイッスル

 ロシアの笛職人アレクサンダー・カラバエフさんから様々な調のホイッス
ルが届きました。ティン・ホイッスル、ロー・ホイッスル D管はもちろん、
ティンC、Bb、ローF、Eb、そしてC管(とにかく長い笛です)まで、充実
のラインナップなので、ぜひチェックしてみてください。

 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=848
 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=851
 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=853
 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=854


◎ 既存のホイッスルを笛職人が改良した楽器!

 ケルトの笛ファンの間ではおなじみの、鳴りが悪い楽器を笛職人の手で、
高級楽器のような音色が出るよう改良された「Tweaked(トゥウィーク
ド)ホイッスル」が入荷しました。

 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=247
 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=936


◎ 笛屋さんの笛以外の楽器で一番人気!

 笛屋さんで販売している笛以外の楽器の中での一番人気が実はコンサーテ
ィーナなんですが、その中でも見た目のかわいらしさと性能の良さでセンタ
ーを張っているのが、McNeelaのSWANモデル。そんなSWANさんが入荷
しました。

 https://celtnofue.com/items/detail.html?id=844

 また、新たな試みとして1つの楽器を360度ご覧いただける動画を作って
みました。記念すべき第1作はそんなコンサーティーナのSWANさんです。
 https://youtu.be/e9up6j4bY9Q


 笛屋さんの最新情報はこちらからご確認いただけます。

 https://celtnofue.com/news/


店長
上岡 淳平


 ********************************************
     6、hataoのコンサート情報 
 ********************************************


≪トゥージュール・ル・マルシェ コンサート≫

【日時】2019年6月1日(土) 13:00~、14:30~、16:00~

【場所】ブランチ松井山手 1F ガーデン
京都府京田辺市山手中央3-2
https://www.branch-sc.com/matsuiyamate/

【入場料】無料


 ≪阪急北欧フェア≫
【日時】2019年6月3日(月)
14時から、15時から、16時からの3回演奏

【場所】阪急百貨店うめだ本店 9階祝祭広場
大阪市北区角田町8−7

【料金】無料、予約の必要はありません。


≪神戸市 六甲山カンツリーハウス≫

2019年6月8日(土) 13時~、15時~
【場所】六甲山カンツリー・ハウス ローズ・ウォーク
兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98
078-891-0366

【内容】高原の英国風バラ園での野外コンサート。
雨天の場合は屋内で開催するか延期となりますので、
当日、お電話でお問い合わせください。

【入場料】カンツリーハウスへの入園料が必要です。
大人(中学生以上)600円 
小人(4歳~小学生)300円


≪東広島市 西条公会堂≫

【日時】2019年6月15日(土)
17:30開場 18:00開演 20:00終了

16:00〜17:00は、同会場にてハープとホイッスルなど、
ケルト音楽の楽器を紹介、体験するワークショップを
開催します。

【場所】広島県東広島市西条岡町10−24
https://saijokokaido.com/

【料金】
予約3000円(ワンドリンク込)
当日3500円(ワンドリンク込)

中高生2000円(ワンドリンク付)
小学生1500円(ワンドリンク付)
未就学児無料

ワークショップ&コンサート 4000円
※ワークショップのみ1500円
※ティン・ホイッスルの貸し出しあり。
購入は別途1500円 ティン・ホイッスルのCD付きテキストは1冊1000円

【内容】hatao & namiが再び東広島に行きます!
日本三大酒処として有名な東広島市の中心部に2017年2月28日に
OPENした、新しいカフェ/イベントスペースでのコンサートです。
会場のピアノを使わせていただき、ピアノとハープの曲どちらも
お楽しみください。
コンサート前には楽器の体験ワークショップもあります。

【予約先】
こちらより件名を「6/15予約」として、お申し込みください
http://www.irishflute.info/contact.html

 


 /_/_/ 兵庫県西宮市 カプリシカ  /_/_/

 金曜日の21:00~、22:00~の2回公演:チャージは300円

            << 5月出演予定 >>

10日 kumi(ハープ)高野陽子(ボーカル)、井上智史(フィドル)

17日 江藤洋子(マンドリン)、岡崎泰正(ギター)、
稲岡大介(ハンマーダルシマー)

24日 nami(ハープ)、hatao(フルート)

31日 nami(ハープ)、hatao(フルート)



 /_/_/ 神戸三宮 エイヴァリーズ /_/_/

 *19:30~、21:30~の2回公演、チャージ無料

 5月17日(金)松阪健(イリアン・パイプス)、えぐちひろし(ギター)

※hataoは出演しません。

 

 ********************************************
       7、教室情報
 ********************************************


 ♪ 一緒に伝統音楽を楽しみませんか? ♪

 ●個人レッスン●

 兵庫県宝塚市での自宅レッスン受講生を募集しています。
 受講料は4,000円/1時間。
 詳しくは、お問い合わせください。

 ●グループレッスン●
 奈良県橿原市、宝塚市、名古屋市にて月1回開催しています。
 詳しくは、こちらをご覧ください。

 https://celtnofue.com/play/lesson/lesson.htm

 _________________________________________________

 ケルト・北欧の笛奏者
 ケルトの笛屋さん hatao ( 畑山 智明 )

 メール hatao@irishflute.info 
 個人ホームページ http://www.irishflute.info/
 Duo hatao & nami http://hataonami.com/
 ケルトの笛屋さん http://celtnofue.com/

2019/03/28

モダンフルートで楽しむアイルランドの伝統音楽



フルートの専門誌THE FLUTEの2月号、4月号に、アイリッシュ・フルートについての連載をさせていただいています。

https://www.alsoj.net/store/view/F168.htmlモダン・フルートでアイルランド音楽を吹いてみたいという方も結構いらっしゃるようですので、このような企画をしてみました。すでに多数のお申込みをいただいています。ぜひ、この講座をきっかけにいつも違うフルートの魅力を見つけていただけましたら幸いです。お申込みをお待ちしています。

モダンフルートで楽しむアイルランドの伝統音楽

【日時】5月3日(金)14時〜17時

【内容】
モダンフルート奏者向けのアイルランド音楽講習会です。
伝統音楽らしい装飾音、フレージング、ダンス音楽のリズムやアーティキュレーションを学んで、一緒に楽しみましょう。

【講師】
西川智子(フルート奏者)
hatao(フルート奏者)
ゲスト・井上彩(フルート奏者)

【場所】timeblue
大阪市北区天神橋6丁目2-3

大阪メトロ天神橋筋六丁目駅(谷町線・堺筋線)12番出口より徒歩1分
JR天満駅(環状線)北口より徒歩6分

【参加費】3,000円(税、会場費込み)。教材(楽譜)は会場で配布します。

【申込】hatao@irishflute.info まで、
お名前と人数をお書きの上お申し込みください。

2019/03/19

春分の日は京都ケルトの笛屋さんの1周年イベント

 京都にあるケルト音楽専門の楽器店「ケルトの笛屋さん」が、明日3月21日春分の日に1周年を迎えます。たくさんのお客様、そして場所を提供してくださっているfieldの洲崎さんのおかげです。ありがとうございます。

 日本にアイルランドにあるような伝統音楽のお店を作りたい! というのは私の夢のひとつでしたので、エニスにあるカスティーズのようなワクワクするお店を目指して作りました。小さなスペースですが、取り扱う楽器の種類はこの1年間でどんどん増えてゆき、いまや所狭しとたくさんのティン・ホイッスルやアイリッシュ・フルート、パーカッション、ハープや蛇腹楽器が並んでいます。

 営業時間は週に3日、1日あたり5時間だけの短い営業ですが、全国からお客様が来店くださり、夏休みや連休は学生さん、帰省の社会人、ときどき外国人のお客様もいらっしゃいます。ツアー中のアーティストの方々もたくさん来てくださいました。私はたまにしか店頭に立たないのですが、楽器と音楽に囲まれた空間が、本当に心地よくて、幸せな気分になります。

 21日のイベントは、午後15時から20時まで営業、当店の楽器アドバイザーのみなさんが、お買い物相談に応じます。2階のIrish pub fieldも全面協力してくださり、楽器の体験会やセッションもあります。

 イベント参加は無料ですので、ぜひふらりとお立ち寄りください。


●日時:2019年3月21日(木) 15時~23時

●内容:
春分の日はケルトの笛屋さん京都field店の開店記念日!
木曜日ですが、店舗は15時~20時は特別営業!当店の公認楽器アドバイザーが常駐し、皆さんと楽器のお話ができます。お買い物相談もぜひどうぞ!

楽器店の下の階のIrish PUB fieldのご協力をいただき、15時-18時、20時~23時にセッションを開催。アイリッシュのあらゆる楽器がそろうケルトの笛屋さんケルトの笛屋さんの楽器を持ち出して試奏しちゃいましょう。

●担当楽器アドバイザーが来店します! 無料体験講座もあります!
ハンマーダルシマー 稲岡大介
ハープ 上原奈未
バウロン 上沼健二
蛇腹楽器 吉田文夫
管楽器 hatao

●スケジュール
15時~17時 楽器試奏セッション
17時〜 ハープ無料体験講座(30分)
17:30〜 アイリッシュ・フルート無料体験講座(30分)
18:00〜 ハンマーダルシマー無料体験講座(30分)
18:30〜 パーカッション無料体験講座(30分)
20:00〜 アドバイザーによるデモ演奏(コンサート)
21:00〜23:00 アイルランド音楽のフリー・セッション

●セッション参加者はドリンク半額になりますので、お気軽に手ぶらで遊びに来てください。

●場所:ケルトの笛屋さんfield店、Irish pub field
京都府京都市中京区元法然寺町

● 参加費:無料、申込み不要 ※飲食をご注文ください

2019/02/20

韓国留学日記2月20日最終日 テグム奏者ハン先生との出会い



 今日は修了試験。朝から4時間かけて筆記、会話、読解、リスニングの4科目を受けた。試験直前まで動詞と形容詞の不規則活用形の暗記が追いつかず付け焼き刃で臨んだが、全体的にはよくできたと思う。おそらくリスニングと読解は満点かも?

 会話試験では授業で習ったことだけでは不完全な受け答えになってしまうのは仕方ないが、その他は授業に真面目に出席して予習復習していれば、確実に満点が取れるはずだ。 

今回は4週間韓国に滞在して韓国語を学んだ。当初はほとんど話せなかったが、今では簡単な会話であればスムーズにやりとりできるようになった。言語を学んでいて、これまでにないスピードで一気に中級レベルまで韓国語を習得することができた。 帰国後もこの調子で学習を続けて、秋に再訪するときまでにさらに流暢になっていたい。もちろん、中国語、英語も1級レベルを目指して継続していきたい。

今回は、昨年から韓国への楽器の輸出が増えたため、将来への投資のため思い切って初めての留学を決意した。学費・滞在費合わせて30万円くらいだったが、実に効果がある留学だった。今後、韓国で仕事をする機会も増えていきそうだ。

 テストが終わってから、韓国の伝統的な横笛テグム대금奏者のハン・チュンウン한충은先生にお会いしていただいた。

ハン先生は韓国の公営放送局KBSの伝統音楽オーケストラの奏者であり、ソロ活動もされている大変有名な奏者だ。何年も前に韓国の最初の友人ムジンさんにハン先生のCDをプレゼントしてもらい、素敵な音楽と音色で愛聴していたのだけれど、先月YouTubeでライブ動画を発見して、興味がわいて、アポイントを取らせていただいた。

 新村のカフェで待ち合わせたのちタクシーでKBSの練習室に移動し、お互いの演奏を披露して、音楽や笛についてお話をし楽しく過ごさせていただいた。アイリッシュ・フルートの奏法はモダン・フルートとは異なりテグムなど民族的な笛に共通するため、興味深く見てくださった。

 テグムのヴィブラートは特別で、感情を揺り動かすような深さが素敵なのだけれど、それには4つの方法があるようだ。次回秋に再訪するときには、テグムのレッスンを受けさせていただけることになった。

 ハン先生の演奏動画を案内しておく。

https://www.youtube.com/watch?v=WfpUrdLE5g0 

https://www.youtube.com/watch?v=SxwEhTBIjcI



先生との会話はすべて韓国語で行なったのだけれど、レッスンで習う日常会話ではなく音楽の専門的な話題なので半分くらいわからない部分があるものの、韓国語を習って本当に良かったと思う時間だった。

語学と音楽は人生に素晴らしいものをもたらしてくれる。

 今回の滞在で最後の夕食は、1日目の晩に恐々と入った食堂にて。

ここにすっかり馴染みになり、優しいアジュンマ(おばさん)が笑顔で迎えてくれた。スンドゥブチゲが熱々で美味しかった。 明日は成績発表と修了式。そして、午後の便で帰国となる。

2019/02/14

留学で癒される?

こうして平日に毎朝どこかに通うという生活をするのは何年振りだろう? 僕は基本的に集団生活が苦手だし、誰かから習うのは下手なので学校や会社には不向きな人間だが、規則正しく同じことをコツコツと繰り返して積み上げてゆくのには向いているのだと気づいた。
毎朝完璧に予習・復習・最近はその日の宿題も先読みしてやってから学校に通っている。
語学や音楽では毎日の反復練習が結果として大きな差を生む。もしかしたら苦手であるスポーツも何かのきっかけで好きになるかもしれない。語学は大好きなことなので、毎日いくらやってもまったく苦にならない。僕は音楽をやっていなければ、言葉でご飯を食べていたのだろう。
考えてみれば、ずっと留学とか会社の駐在で海外に生活する人が羨ましかった。しかし若くして結婚したし、音楽家とはいえ定期的な仕事もしていたから、それを放って長期で海外に行くことができなかった。
40歳になって、自分で稼いだお金で初めてその生活をしてみて、なんというか、癒された。これまで自分の中で満たされなかった海外生活への憧れが、ある程度満たされたといえばいいのか。テクノロジーの発展もそれを可能にした。海外にいながらメールやスカイプや電子送金を利用して日本とほぼ同じ環境で仕事ができる。韓国は今のところ人生でもっとも長く滞在した外国になったが、楽器店のほうには大きな支障はなかった。ビザの問題さえなければ、海外に拠点を持って日本にたまに行くくらいの生活だって可能だと思う。そういう意味でも、今回思い切って留学してよかったと思っている。
あと1週間で留学生活が終わる。そうしたら、また元の生活に戻る。留学前と後とでは、まったく違うと思う。人生の可能性がまだまだ大きいことを知ったし、こうして短期間で韓国人と会話ができるようになり自信にもなった。
今日は、夜にコンサーティーナのスルギさんとバウロンのアンナさんと練習した。毎週木曜日に集まって3回目だ。スルギさんに、別れ際に많이 아쉬워요 マニアシウォヨ という言葉をもらった。その時はわからなかったけれど、あとで調べると「名残惜しい」という意味だった。こうして、言葉が増えてゆき、その言葉を聞く時、その人のことを思い出すのである。そんな思い入れのあることばが、中国語にも、英語にもたくさんある。

2019/02/11

韓国留学旅行日記 2月11日(月)16日目 言葉から見るアジアの中の日本

週が明けて学校が再び始まった。
朝6時に起きて、7時に学校に行って予習・復習。2時間あると満足に勉強ができる。その日の単語や文法を全部調べてから授業を受けるので、授業中は退屈になってしまって、自分で単語や文法を調べてしまう…。

言語間で文法を比較するのは面白い。この間は「〜だけある만 있어요」を「〜しかない밖에 없어요」に言い換える練習を習ったのだが、僕が知る限り英語や中国語にはないと思われる。これは、韓国語と日本語の共通点で、日本人にはとても簡単な文法のはずだ。

※中国人の友達の常凡君によると、「除了〜没有」という言い方はあるにはあるが、中国人は直接的な話法を好むので、あまり使わず、日本の小説の翻訳ものなどで使われるそうだ。

「1時間しかない」
直译:我除了一小时之外没有别的时间
惯用语句:我只有1个小时时间

「100円しかない」
直译:我身上除了100日元没带别的钱
惯用语句:我身上只带了100日元

ただ、これは両言語が完全に対応しているのかは、自分は少し疑問に思う。

授業の休み時間んに、隣の台湾人(19)と、文法や言葉や政治について中国語で話をする。
台湾人の彼に聞くと、韓国語であってもハングルの漢字語(例えば料理、家具などたくさんある)を漢字で理解しており、その方が理解が速く進むとのことだ。僕もそう思っている。台湾と日本が同じ漢字のある国でよかった。

韓国の漢字語の読み方は中国語と日本語のまさに中間で、その両方の知識があれば、より理解が深まると思っている。

話は変わって、アメリカのシャノン・ヒートンShannon Heatonさんのポッドキャスト番組のインタビューについて、シャノンさんとメールのやりとりをしていて、韓国人のミュージシャンの次の発言に心が動かされたと言っていた。

“Even though there is no information except the music, we can play in the same breath, the same rhythm, the same heartbeat. We are experiencing the same thing together.”

僕が中国語や韓国語を学びながら、こうして各地で音楽を教えたり演奏したり、交流をするのは、まさにこれだ。言葉や習慣が違う人と同じ経験をできることが喜びだからなのだ。

学校が終わって、昼に食堂で注文するとき、「ええと、あのう」と言おうとして、「あの」って韓国語で何と言うのだろう?と考えた。調べてわかったのだが、「チョー 저〜」と言うのだ。

これは、イ이(これ)、ク그(それ)チョ저(あれ)という指示語である。そういえば、中国語でも「えーと」は、チェイガ這個(これ)、ネイガ那個(あれ)のなかの「那個」を使う。日本の「あの」とまったく一致するのである。

英語で"well"とか"Like"とかで間を繋ぐのとはちがい、やはり東アジアはつながっているのだと感じた。

ご先祖様が、大陸から、そして朝鮮半島を渡って日本にやってきて、日本に文化と言葉をもたらした。その事実を改めて考えると、東アジアの先人たちに感謝の気持ちが湧き上がってきて、目の前のプルコギが涙で滲んでしまった。

東アジアの人たちへの感謝の気持ちを、言葉と行動で表していきたいと、あらためて思った。

2019/02/08

韓国留学旅行日記 半分が過ぎて

<韓国留学旅行日記 2月8日(金)13日目>

韓国に来て13日目、21日の帰国まであと13日残っているから、ちょうど半分が過ぎたところだ。思っているよりも長く感じる。語学堂には3ヶ月のコースもあるのだが、このペースで勉強を続けて3ヶ月住んだら、めちゃくちゃ韓国語が上達するに違いない。

しかし、そこまではできない。 こちらでの生活には慣れたが、この狭いコシテル(下宿)は慣れないし、慣れたくもない。ソウルの暮らしは料理が美味しくて便利なので不満はない。不満があるとすればこの住環境だけだ。
今週はお正月休みのために2日間しか授業がない。今朝も6時に起きて、洗濯、仕事のメールを返信し、予習・復習を完璧にしてから朝9時前に学校に行った。授業を受けるコツがわかってきたので準備がしっかりできるようになり、知っていることをおさらいすることになるため却って授業が遅く感じられ、効率が悪い気がしてきた。4時間のマンツーマンレッスンだったらいいのに
自分が大学生の頃は平気で学校をサボって遊びに行っていたし、時間を無駄に使っていた。今思えばなんともったいないことをしていたんだろう!
 若い時は時間がたっぷりあると思っているから、時間を浪費してしまうものだ。今はもう時間が残り少ないから、できるだけ効率よく学ばなければいけない。 毎日学校が終わったら韓国人と会って話して、韓国語を使って楽器のレッスンや練習をして、週3日のSkypeの韓国語レッスンも続けているし、通学中は韓国語教材のリスニングをしている。帰国したらこの環境は手に入らないし、韓国語だけに時間を使うことはできないから、今のうちにできるだけ基礎を固めたい。
僕の韓国語クラスの台湾人(19)の英語がうまいので理由を聞いた。TOEIC満点で、語彙テストでも賞を取ったという。その秘訣は、毎日BBCを聴いてワシントンポストをネットで読む習慣だという。彼は極東の政治学を専攻していて、必要だから学ぶのだと。情熱がなければ勉強はモノにならない。 
その彼とは中国語で話すのだが、僕も今から多言語学習を続けて、10年後50歳頃にはすべての言語で1級レベルになりたい。いまはどれも中途半端だけど、やれば良いだけ。言語によって自分の将来が拓けてゆくのが楽しみだ。 
昼は近所の食堂で一人でスンドゥブを。 晩はティン・ホイッスルの生徒さんたちとサムギョプサル삼겹살を食べに行った。韓国料理は肉食が多いが、野菜もたくさん食べて健康的だ。 おかずが多くて机が倒れそう(韓国で"おいしい"の慣用句)。ネギみたいに見えるのはミョンイナムル명이나물、アイヌネギなのかな? 最後に、何の味もしない「おこげのスープ」ヌルンジ누룽지を頂く。ご飯がおいしくて幸せだ。ヨーロッパではこうはいかない。やっぱりアジアがいい。
学校の宿題がどんどん出るし、中国語の課題もあるしレッスンもしなくてはいけないし、日本の楽器店の仕事もあって、毎日とっても忙しいが、充実している。

2019/02/06

語学と音楽と ー答えのない問題を解くことー

<語学と音楽と ー答えのない問題を解くことー>

韓国に来てまだ10日間だが、韓国語の実力がどんどん付いているのを感じる。ハングルにも少し慣れて、文字を読むのが楽しくなってきた。易しい表現であればネイティブと会話ができるようになってきた。語学の最初の壁を突破したと感じる。

最初の壁とは、文字、発音、文法の基礎で、英語でも中国語でも、ここでつまづくと苦手意識ができて、先に進めず挫折してしまう。しかしここを突破すると、あとは語彙や文法、慣用句を増やしていくだけだ。まずは単語を200語、文法を50個ほど覚えれば、表現できることは掛け算で飛躍的に増え、旅行会話に困らないくらいになる。
さらに1000語の語彙があれば、日常会話に困らないレベルだという。最も効率よい学習法は、ネイティブとの日常会話で繰り返し使うこと。覚えても、使わない単語は忘れる。ここまで来ればあとは、ひたすら「学んで、使うだけ」なのである。

韓国語は4つめの言語だが、自分なりの語学の定石ができつつある。次に5つめの言語を学べば、さらに早く習得できると思われる。

昼は勉強をして、夜はフルートを吹くのが日課なのだが、これから自分がどんな音楽をやりたいかを考えながらフルートを練習していると、答えが見つからなくてモヤモヤとしてしまう。創作には決まったやり方も答えもない。

問題には、答えがあるものとないものがある。語学を上達させること、アイリッシュの曲を覚えたりうまく演奏できるように練習したりすること、資格試験の勉強や、仕事で成果を出すこと。これには道筋があり、先輩がおり、教材やメソードが豊富にある。簡単だとは言わないが、言ってしまえば、「やればよい」だけである。目的と方法が正しければ、やればやった分だけ結果が出る。しかし創作はそうではない。いくら時間を投入したって、できない時は何もできない。自分にとっては、創作をするよりも語学やビジネスで成果を出す方が、ずっと簡単だ。


創作をするには、自分が心から感動できる音楽をいっぱい聴いて、人生の経験を積んで、感性を育て、表現したいイメージを明確にしていかなくてはいけない。道の先は見通せないが、型通りの決まりきった音楽ではなく、アーティストとしてユニークな音楽をしたいと思っている。

2019/02/03

ケルト北欧音楽 愛好家のつどい2019 in 大阪3月31日(日)


毎年開催しているケルト・北欧音楽の楽器の愛好家の集まりです。楽器の違いを越えて交流を深める機会を作りませんか。
 ハンマーダルシマーの稲岡大介さん、ハープの上原奈未さん、ホイッスルとフルートの西川智子さん、hataoが共同で開催します。


コンサート、発表、即席アンサンブル、お食事、景品つきのゲームなど、盛りだくさんの内容で皆様のご参加をお待ちしています。

内容 9時~17時 
・ 10半時 受付開始
・11時 ウォーミング・アップ(30分)
・11時半 発表1(60分) 
・12時半 ランチ(90分)箕面510deliのケータリング・サービスを利用します。
・14時 アンサンブルを組んでみよう(60分)当日チームごとのテーマ曲を発表します。
・15時 発表2(60分)
・16時 講師陣のコンサート(30分)
・16時半 全体合奏、閉会式。
・17時 終了

【場所】西南生涯学習センター ホール 大阪府箕面市瀬川3丁目2?5
 阪急石橋駅から徒歩15分、駐車場あり。

【定員】60名

【会費】¥5,000-(ビュッフェ、ソフトドリンク付き)※お子様の参加はご相談ください。
 事前に講師までお支払い下さい。お菓子などの差し入れは不要です。会場はレストランですので、靴のままおあがり頂きます。

【お申込】参加の意思を講師まで直接、またはお電話やEメールでお知らせ下さい。期日:3月16日までにお申し込みください。
 ※定員になり次第受付を終了させていただきますので、お早めにお願いします。



2019/02/01

韓国の文字、ハングルのこと

ちょうど1年前に始めた韓国語。今は中級を学んでいるのですが、自分の経験上、韓国語を学ぶ上で一番難しいのは文字でした。
아と어、에と애と예と여、そして가と자と차と사など、とにかく見た目が似ている文字が多く、乱視気味の自分にはかなり視認性に問題があります(笑)。
そして、優れた表音文字とはいえ、連音化(リエゾン)や無音化や音の転化など様々な法則があって、書いている通りに発音しないことが多く、いまだにスムーズに読み・書き・発音・聞き取りができず、手こずっています。
例)10を表す십「しぷ」と6を表す육「ゆく」がくっついて16だと「 しぷにゅっく」になると思いきや「しむにゅっく」になる。 また、服を表す옷「お」と、助詞の「が」を表이「い」がくっついて、「服が」と言うと「おい」ではなく「おし」になる、など。
そうは言っても中国語では上級者になっても延々と進出の漢字と読み方を覚えなければいけないのに対して、韓国語はそれがないので、最初の文字の壁さえ超えたら、あとはリソースを単語や文法に費やせるので、上達が速いです。
中国語を覚えるにはピンインや注音字母を覚えなければならず、日本語ではカタカナ、ひらがな、漢字、アルファベットと気の遠くなるような量の文字を覚えなければいけないことを思うと、ハングルはなんと合理的なんでしょう。
ハングルはこのように文字の負担が少ない反面、ひとつの文字で英語も韓国語も漢字語も表そうとしているので、英語と中国語を学んだ自分には、韓国人には見えていないものが見えている、不思議な感覚になることがあります。
今日、韓国人と「パジョン(いわゆるチヂミ)」を食べていたときのことです。 パジョンのパ파は「ネギ」、ジョン전は「焼き」を表すと教えてもらって、「それなら日本には"ねぎ焼き"があるから一緒だね」なんて話をしていたのです。そして「ちなみに玉ねぎはヤンパ양파というよ」と聞いて即座にピンと来ました。
中国語では「ネギ」は蔥ツォンcong1、洋蔥yang2cong1といいます。だから、このヤン양は、洋という漢字に違いない、と感じたのでした。 それで、「ヤン양は洋という漢字があって、もともと西洋から来たという意味だと思うよ!」と言うと、韓国人は「それは初めて聞いた」という反応で、いぶかしげ。そこでスマホで調べると、案の定、양は「洋」の漢字語でした。
ふだんは韓国人に漢字の知識を話すと、すごーく微妙な空気になるので、あまりしないのですが、この時は自分の嬉しさをどう言ったらいいのか、わかりませんでした。このような発見は、韓国語を学んでいると非常に多いです。
韓国語はすべてハングルで表記するので、同じスペルでも複数の意味があり得ます。イル일と書くと、「数字の1」や「仕事」や、あれや、これや…。漢字を捨てなければよかったのになあという自説はずっと変わりませんが、韓国人を説得できることは、ありそうにありません。

2月1日 韓国留学日記 6日目



朝6時に起きて7時半に学校に行く。誰もいない静かな学校で復習・予習するのは集中ができ、9時までに絶対に終わらせなければいけないという締め切り効果で、大変はかどる。夜に勉強すると気が散ってスマホに逃げるのがわかりきっているから、残り日々はこの方法を守ることにする。

 このメンバーで過ごすのも4日目になり、緊張がほぐれていい雰囲気になってきた。毎日席順が変わって、いろんな人と話せるのもいい。教室では日本語を使う人、韓国語で話そうとする人それぞれだ。

 僕以外は若い人ばかりだが、年の差があるからと気後れはしない。年をとればとるほど、若々しく自由で健康で聡明で豊かになりたいと思っているし、語学は競争ではないが、最初は同じレベルで始まったこのクラスの中で、一番勉強をして飛び抜けて韓国語が上手くなってやろうと思っているからだ。

  僕は今は養育する子供がいないし、望むだけ自分に教育費を投資することができる。大人になってから自分で稼いだお金で受けたい教育を受けるのは本当に楽しい。 スマホのニュースで40代前半の年収がバブル時代よりも数十万円も下がっているというニュースを見たが、子供を留学に出せるクラスメイトの親たちは稼ぎが良いんだろうなとか、あるいはもしかしたらこの子たちも卒業後に数百万円の学資ローンを背負う運命なのかなと、親目線になって考えてしまう(いま、大学生の約半分が学資ローンで大学に通っている)。

  今日で1週目の授業が終わった。たった1週間なのに毎日メキメキと上達している実感があって、本当に留学を選択してよかったと思っている。

 語学は本当に楽しいし、大好きだ。英語は10年以上は勉強し、中国語をHSK5級(英検準1級レベル)まで勉強するのに、のんびり学んで5年以上かかったが、韓国語は3年以内に同じレベルまで上達するつもりだ。言語を学べば学ぶほどに、学ぶコツがわかり、口が柔軟になり、学習スピードが速くなっているという実感がある。

  言語を学ぶことで違う世界を知り、チャンスが増え、圧倒的に豊かになるのだから、人生のうち1年くらい費やして真剣に1つの言語を学んでみてはどうだろう?僕はそんな気持ちで留学に来た。韓国語を学んだら次の言語(フランス語)を学ぶ。

  夜はスタジオにてホイッスルの練習会の講師をした。生徒さんに「"4小節目"ってなんて言うのですか?」なんて単語や言い回しを教えてもらいながら、半分以上を韓国語で進行できた! 語学の上達のためには実用するのが一番だ。

  今日習った文法…
(1)現在進行形)〜をしている 고 있다  
例)私は今ご飯を食べている 저는 지금 밥을 먹고 있어요.
(2)〜をしたいと思う 려고 헤요  
例)今日は週末なので早く寝たい 오늘은 주말이라서 일찍 자려고헤요.

夕食は、ホイッスル教室の皆さんと一緒に、いわゆるチヂミ、韓国ではパジョンを食べた。とっても美味しかった!韓国は何を食べても美味しい。

海鮮ねぎ焼き 해물파전ヘムルパジョン
魚出汁の麺 멸치생국수ミョルチセングクス
辛い混ぜ冷麺 비빔생국수ピビンセングクス



  明日からは5日間休みなので、本の執筆や会計をして、少し観光し、あとは毎日勉強をしたい。

 





2019/01/17

40歳でも、まだまだ能力を伸ばしたい!

[40歳だけど、まだまだ能力を伸ばしたい]

いよいよ韓国短期留学まで2週間を切りました。この歳になって初めての留学で、久しぶりに学生になれることが本当に楽しみです。

こちらのページによると、『総務省統計局の「平成 28年社会生活基本調査」※1によると、有業者が「学習・自己啓発・訓練」に充てる時間は1日当たり平均6分間となっています。』

https://www.ti.tohmatsu.co.jp/column_report/column/hrd_column_66_180404.html

また、このデータでは1ヶ月に読書をまったく読まないという人が4割もいるということです。

https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/11033

このように、社会人は学習時間を確保するのが難しいものです。しかし毎日少しずつでも、やるとやらないとでは、長期では大きく差がつきます。僕は学生時代は勉強は「させられるもの」だったのですが、今は勉強が心から楽しんで勉強をしています。この留学では毎日しっかり学びたいと思っています。

日々仕事に追われていますが、そんな中でも勉強ができるように、効率的に仕事をして時間を作り、能力を伸ばすために時間とお金を投資することを心がけています。

伸ばしたい分野しては、語学(英・中・韓国語)、経営学、作編曲、各種楽器の演奏法、ライティング、フルートの歴史や教授法などがあります。

仮にそれぞれの能力が二流であっても、組み合わせることで、唯一無二な能力になります。

今後は、コンサートや動画やレッスンで役に立つスピーキング能力を高めたいと思っています。忙しくてもコツコツ積み上げていきたいものです。

日本で誰よりもアイリッシュ・フルートについて詳しくなりたいし、楽器もまだまだ上手くなりたい。これからも、勉強を続けていきます。

2019/01/08

アイリッシュ・フルート本から1項だけ試し読み


実家にて原稿をほぼ書き上げ、これから図や楽譜など資料の用意に進みます。編集者の熊本君は最初の組版に入ります。現段階で見積もりは200、図や楽譜を入れると最終的には300にはなるかもしれません。地球の音色の1.5倍、セッション本の2倍の厚みです! 20年の蓄積をすべて出しきります。

出来上がったら関係者で読みつつ、学術資料として学生さんや研究者に読まれることもありうるのでプロの校正にも入ってもらいます。

2月下旬に、豊田君、須貝さん、僕の君、僕の録音をします。音源・映像資料もつけます。少なめに見て30年は読まれ続ける本になるかと思います。

願わくば6月までには出せますように。今年中に書きたい本がまだまだ控えています。


以下、1項だけ原稿を載せます。

------アンティーク・フルート

海外の骨董市やオークション・サイトをチェックすると古いフルートを見つけることがあるでしょう。新品のフルートと比べて値段が高いものもあれば、安いものもあります。高いのは楽器の性能が良いことが理由ではなく、美術的価値や希少価値があるためです。安いのは本当にがらくたなのか、出品者が価値を理解していないかです。いずれにせよ値段と性能には関係がありません。アンティーク・フルートを購入するのであれば、試奏は最低限必要で、その上で信頼できる演奏者の判断を求める、できる限りの情報を得た上で、返品を受け付けられる信頼のできる出品者からのみ購入してください。

新品か中古か

フルートは食品と違い、古いという理由だけで劣化はしません。腕のいい職人の中古フルートが良い値段で売られていたら、購入を検討してみてもよいでしょう。こんなエピソードがあります。Matt Molloyは、Jean-Michel VeillonのF管を気に入り、譲ってほしいと頼みました。Jean-Michelは製作者のGilles Lehartを紹介するといいますが、Mattは使い込まれたフルートがいいから、それを譲ってほしいと言い張り、Jean-Michelは友情のために使い込んだフルートを譲り、新たに良いものを注文することにしました。
購入の際には、いつ作られたもので、前の所有者はどのような人で、どのように演奏していたのかを可能な限り調べしましょう。フルートは使い込むほどに木が馴染み鳴らしやすくなる反面、指孔がすり減って角が丸くなったり、歌口やボアが削れたりします。見てわかるほどの摩耗でなければ悪影響はありませんし、角の丸い指孔がおさえやすいと感じる方もいるでしょうが、状態を理解してから購入すべきです。ほかにもパッドが漏れていたりコルクの位置が誤っていたりするなど音が悪くなる要因がたくさんあります。購入後、長期間演奏されなかったフルートには演奏前に新品と同じ手順で「慣らし」と「オイリング」を施しましょう。

中古品には前の所有者の癖がつくか

前の所有者が初心者だったからといって、そのフルートの品質が悪くなるということはありません。同様にプロが使っていたからといって所有者のように良い音が出るわけでもありません。それよりも、どのように管理していたかが重要です。

楽器は成長するのか

新品のフルートは鳴らしにくいといわれます。ある人の言葉を紹介しましょう。「木がまだ生きているのだと思い込んでいて、自分を楽器だとは思っていない。だから、演奏者が楽器にするのだ」。楽器が成長するという確たる証拠はありませんが、演奏者が楽器と同化するプロセス、そして楽器の状態が変化するプロセスの二つにより、楽器の音が良くなるということはありえるでしょう。

木製かプラスチック製か

20世紀のアイリッシュ・フルート奏者たちがプラスチック・フルートを利用していなかったのは、単にプラスチックという選択肢がなかったためです。プラスチックが木に劣るということはありません。むしろ、木よりも品質の良いプラスチックのフルートはたくさんあります。デザインや職人の技術のほうが重要な要素といえるでしょう。

右利きと左利き

古来ヨーロッパの管楽器は左利き奏者が鏡写しに構えられるように左右対称に作られていました。たとえばルネサンス期のショウムやバロック期の1キーフルートはどちらの手が下になってもよいよいに小指のキーが作られていました。

アイルランドには、左利きの名手が数多くいます。テイン・ホイッスルやキーなしのアイリッシュ・フルートは左右対称形なので、反対に構えても問題ありませんが、19世紀末以降のフルートは、右利き用に歌口のアンダーカットをしている可能性があります。そういった楽器は左に構えると職人が意図した通りの音になりませんから、購入前に歌口を確認してみてください。新たに製作を依頼するなら、キーなしフルートであっても左利き用だと伝えましょう。

キー付きフルートは一般的には右利きを対象に設計しているので、左利き奏者であれば無理に右利きフルートを左向きに構えようなどとは考えず、持ち方を右構えに変えるか、左手用のキーの配列のフルートを注文しましょう。左利き用のキー付きフルートは19世紀から存在していました。ただし、そのような特別注文を受け付ける工房は限られますし、追加料金が発生することがあります。左利きで、これからフルートを吹くのであれば、そして将来キー付きフルートを吹く可能性があれば、いまのうちに右に構えることに慣れておいたほうがよいでしょう。

なお左利き奏者には、Cathal McConnell、Seamus Tansey、Vincent Broderick、Michael McGoldrick、Catherine McEvoy、Deirdre Havlin、Gary Shannon、John Wynne、Patsy Hanleyなどがいます。

小さい手のためのモデル

小さな手でも演奏しやすいフルートには3つのデザインがあります。

①指孔が小さいこと、②指孔の間隔が狭いこと、③指孔が直線状ではなく指に合わせて並んでいること(オフセット)です。

①と②は関連があります。設計において指孔を歌口に近づけるほど、指孔の直径は小さくしなくてはいけません。指孔が小さくなると、その指孔を開放した音の音量が小さく、音色はこもります。指孔が小さいと素早い指の動きや装飾音に対する反応が比較的向上すると考えられています。

③指孔がまっすぐに並んだものはストレート・ラインドStraight LinedやインラインIn-lineといいます。これに対して、指の長さに応じて指孔の位置をずらしたものをオフセットといいます。指孔をずらすことに関しては音響的な違いは生じません。

これらの特徴を備えたフルートを製作している例として、以下のものを挙げます。アメリカのケイシー・バーンズCasey BarnsはエルゴノミックErgonomic(人間工学的)モデル。アメリカのDavid Copleyは個別の要望に対応しています。ポリマーフルートのGaleonにはオフセット・モデル、指孔の小さなLarsenモデルがあります。Musique Morneauxのフルートも比較的指孔が小さく抑えやすいです。

軽い楽器

軽さを重視するのであれば、以下の条件を検討しましょう。
①素材
アフリカン・ブラックウッドよりもポリマーが、ポリマーよりももカエデ材が軽いです
②金属を可能な限り減らすこと
チューニング・スライドやリングやキーなど金属部品を減らせばより軽くなります。
③木材部分がより少ないこと
キャップ、捨て孔がなく先端が短いもの(D Foot)はより軽くなります。

コストダウンしたフルート
キーなしフルートであっても800US$〜1000US$程度の費用がかかるため、Casey BarnsはFolk Fluteというモデルを製作しています。これは初心者向けの比較的安価なモデルで、木目が揃っていなかったり節があるために外見のよくない素材を用い、チューニング・スライドやエンド・キャップや足部管を省いています。やがて買い換えることが前提であれば入門用の楽器としてよいかもしれません。

初心者向けフルート?

初心者向けに作られるフルートは存在しません。初心者であればなおさら、品質の良いしっかりとしたフルートで練習したほうが上達が速いでしょう。しかし初心者向けというのを、「いつ飽きても心理的な負担が少ない価格が安いフルート」と定義するのなら、見た目だけのパキスタン製のフルートや薄いプラスチック素材のフルートは安くすぐに手に入ります。しかし、これら安い楽器は伝統音楽の演奏には品質が不十分なものもあるので、これを吹いて挫折したからといって「アイリッシュ・フルートはつまらないおもちゃだ! 」などと考えないでください。あるいは、初心者向けというのを「指の幅が小さくて息の消費が少ない吹きやすい楽器」と定義するなら、ケイシー・バーンズのCasey Barnsのフォークフルートやポリマー・フルートがよいですが、やがてそれでは物足りなくなる日が来るでしょう。

子供向け

フルートは様々なサイズのものがあるので、小さな子供が始めるには、小さいフルートを買うことを考えてみてください。鼓笛隊では、F管やG管などの短めなフルートでハーモニー・パートを演奏します。短いフルートで始めるならば、なるべく早い段階でD調のフルートに移行するのが望ましいでしょう。

同属楽器
一般的にアイルランド音楽ではD管のフルートを演奏します(つまり、6つの指孔をすべて閉じるとDが出るものです)。フルートは色々な調子で製作されています。短いものから、D(ピッコロともよばれます)、C、B♭(ファイフは主にB♭調が一般的です)、A、G、F、E♭などです。

フルートの長さが異なれば、構え方、指の広げ具合、息のあて方、息の使い方すべてが変わってきます。フルートはより短ければ、より楽な息で吹くことができますし、指孔の間隔が狭まりおさえやすくなります。一方でDより低い管もあります。C、B♭、Aなどです。長くなるほど息の消費量が増し、体力が必要になりますし、指孔の間隔が広がりおさえにくくなります。

D管以外のフルートは、すべて移調楽器として扱います。つまりD管と同じように、すべての指孔をとじた音をDだと考えますが、実際に出る音は異なる音程となります。その方が、楽譜を読んだり書いたりする際に便利だからです。

ソロ演奏や録音においては、D管に続いて短めのF、E♭、低音のB♭がよく演奏されます。F管はブルトン音楽でボンバルドとの合奏に用いられることもあります。E♭はD管よりも半音高いだけですが、演奏時により少ない息、強い音で演奏できます。B♭は速い曲で指を動かせる大きさの限界ですが、ゆっくりとした深い曲を演奏するのに好まれています。これらのフルートを作っている職人が比較的少なく、在庫している楽器店もありませんから、職人を探して個別に注文して手に入れることができます。