「学習、あるいは学ぶことについて」
皆さんが学んでいること、学びたいと思っていることは何でしょうか。学習について最近考えがあり、シェアしたいと思います。
僕は30歳になった頃、アイリッシュを習いに来た台湾人と出会ったのがきっかけで台湾にハマり、中国語を学び始めるようになりました。いえ、正確に言えば、その前に大学で1年間履修してはいたのですが、笛ばかり吹いていた学生時代でした。
中国語を学ぶのは独学で、テキストを買って時間のある時に読んだり、語学ラジオを聴いたりというもので、ムラっ気があり、たまに台湾に行く時だけ勉強して日本ではほとんど勉強しなかったので、長い間使いものにはなりませんでした。学習を開始した8年目の今年からようやく先生に習い始めた次第です。
亀の歩みでしたが今では台湾や中国で100%中国語だけで意思疎通ができるようになりましたし、多くの友達も得ましたが、それでもまだ中級者どまりです。
英語もまた仕事で使う必要があるため、語学は英語と中国語を毎日リスニングしたりyoutubeを見たり何かしら学習しています。思えば長くダラダラとやっているものです。
同じように、20代の後半にバグパイプに憧れて、いろいろと楽器を買って手を出してみました。これも独学でした。といのは、自分はアイルランド音楽をほぼ独学で習得したので、独学にある程度自信があったのですね。ところが、自分では楽器のメンテナンスができず挫折。数十万円を投資したのに、長いこと、押入れの中にしまっていました。
ところが2年前に、吹きやすい「どこでもパイプ」を作ってもらってから、普段のコンサートでも日常的にバグパイプの簡単な曲を演奏するようになり、つい先日、挫折したバグパイプを出してみたら、なんと吹けるようになっていました。練習しないで演奏ができるようになったなんて、魔法みたいでした(どこでもパイプの宣伝ではありません)。その代わりと言いますが、その数年間の間にリコーダーや柳の笛や6孔オカリナや様々な笛の演奏はある程度習得できました。
中国語とバグパイプ、この2つのことについて言えることは、本当に学びたいことは、継続すればいつかは身につくのだということです。しかし、こんなにも時間が必要だったのでしょうか。自分の語学学習の効率の悪さは自覚していて、趣味と割り切っていましたが、もっと早くマスターして、韓国語とかフランス語など違う言語を学ぶこともできたはずです。
最近「生産性」についての本を読みました。投入する資源(お金・時間など)に対する成果をはかるのが生産性の概念です。生産性の概念を学習に当てはめて考えれば、学習の効率を上げることができます。
僕は効率的な学習の鍵は、メンターの存在、成果の上がる正しい学習方法、一定の期間集中して取り組むことだと思っています。もし僕が1年間台湾に語学留学して、一切の音楽活動をやめて中国語の習得に専念したら1年で今のレベルよりも上達していたでしょう。同じようにイギリスでバグパイプの先生に毎日習っていたら、もっと上達できていたでしょう。当時は結婚していましたし、日本での音楽活動もありましたから、その思い切りはなかったのです。
何かを10,000時間の練習をすればプロレベルになれるし、100冊の本を読めば専門家レベルの知識を身につけられると聞いたことがあります。もちろん才能の有無は関係しますが、自分は音楽については10,000時間は演奏したし、100冊は本を読みました。
人生に使える時間は有限です。僕は長年かけて音楽とケルト北欧の管楽器について学んできました。いまから新しい人生を切り開くために何か学ぶとすれば、もっと短期間に深く学ぶことができる方法があるのではないでしょうか?
むやみに学習時間を投入するのではなく、より効果的に学習する方法に目を向けたいと思っています。最後に、僕が音楽以外の分野において、これから学びたいことを書いておきます。普段の生活に学びを取り入れつつ、優先順位の高いものから習得していきたいと思っています。
フランス語、韓国語、投資、経営、豆食、和食調理、栄養学、病気予防の知識、中国医学、お茶やコーヒーの淹れ方と作法、仏教思想、瞑想と心のコントロール、内観、心理学とNLP、ヨガ、ウォーキング。こう見ると、けっこう自分って東洋人なんだなと再認識します。
皆さんが学んでいること、学びたいと思っていることは何でしょうか。学習について最近考えがあり、シェアしたいと思います。
僕は30歳になった頃、アイリッシュを習いに来た台湾人と出会ったのがきっかけで台湾にハマり、中国語を学び始めるようになりました。いえ、正確に言えば、その前に大学で1年間履修してはいたのですが、笛ばかり吹いていた学生時代でした。
中国語を学ぶのは独学で、テキストを買って時間のある時に読んだり、語学ラジオを聴いたりというもので、ムラっ気があり、たまに台湾に行く時だけ勉強して日本ではほとんど勉強しなかったので、長い間使いものにはなりませんでした。学習を開始した8年目の今年からようやく先生に習い始めた次第です。
亀の歩みでしたが今では台湾や中国で100%中国語だけで意思疎通ができるようになりましたし、多くの友達も得ましたが、それでもまだ中級者どまりです。
英語もまた仕事で使う必要があるため、語学は英語と中国語を毎日リスニングしたりyoutubeを見たり何かしら学習しています。思えば長くダラダラとやっているものです。
同じように、20代の後半にバグパイプに憧れて、いろいろと楽器を買って手を出してみました。これも独学でした。といのは、自分はアイルランド音楽をほぼ独学で習得したので、独学にある程度自信があったのですね。ところが、自分では楽器のメンテナンスができず挫折。数十万円を投資したのに、長いこと、押入れの中にしまっていました。
ところが2年前に、吹きやすい「どこでもパイプ」を作ってもらってから、普段のコンサートでも日常的にバグパイプの簡単な曲を演奏するようになり、つい先日、挫折したバグパイプを出してみたら、なんと吹けるようになっていました。練習しないで演奏ができるようになったなんて、魔法みたいでした(どこでもパイプの宣伝ではありません)。その代わりと言いますが、その数年間の間にリコーダーや柳の笛や6孔オカリナや様々な笛の演奏はある程度習得できました。
中国語とバグパイプ、この2つのことについて言えることは、本当に学びたいことは、継続すればいつかは身につくのだということです。しかし、こんなにも時間が必要だったのでしょうか。自分の語学学習の効率の悪さは自覚していて、趣味と割り切っていましたが、もっと早くマスターして、韓国語とかフランス語など違う言語を学ぶこともできたはずです。
最近「生産性」についての本を読みました。投入する資源(お金・時間など)に対する成果をはかるのが生産性の概念です。生産性の概念を学習に当てはめて考えれば、学習の効率を上げることができます。
僕は効率的な学習の鍵は、メンターの存在、成果の上がる正しい学習方法、一定の期間集中して取り組むことだと思っています。もし僕が1年間台湾に語学留学して、一切の音楽活動をやめて中国語の習得に専念したら1年で今のレベルよりも上達していたでしょう。同じようにイギリスでバグパイプの先生に毎日習っていたら、もっと上達できていたでしょう。当時は結婚していましたし、日本での音楽活動もありましたから、その思い切りはなかったのです。
何かを10,000時間の練習をすればプロレベルになれるし、100冊の本を読めば専門家レベルの知識を身につけられると聞いたことがあります。もちろん才能の有無は関係しますが、自分は音楽については10,000時間は演奏したし、100冊は本を読みました。
人生に使える時間は有限です。僕は長年かけて音楽とケルト北欧の管楽器について学んできました。いまから新しい人生を切り開くために何か学ぶとすれば、もっと短期間に深く学ぶことができる方法があるのではないでしょうか?
むやみに学習時間を投入するのではなく、より効果的に学習する方法に目を向けたいと思っています。最後に、僕が音楽以外の分野において、これから学びたいことを書いておきます。普段の生活に学びを取り入れつつ、優先順位の高いものから習得していきたいと思っています。
フランス語、韓国語、投資、経営、豆食、和食調理、栄養学、病気予防の知識、中国医学、お茶やコーヒーの淹れ方と作法、仏教思想、瞑想と心のコントロール、内観、心理学とNLP、ヨガ、ウォーキング。こう見ると、けっこう自分って東洋人なんだなと再認識します。