2018/01/19

語学学習の楽しみ

語学学習の楽しみ

今日の台北は雨模様ですが、それほど寒くなく日本の春のようです。今回の台北の滞在は17日間。台北での仕事を済ませた後は台南に行き、一週間、暮らすように旅をするつもりです。

台湾に通うようになって8年になります。長い間、台湾人とは英語だけを使ってコミュニケーションを取り合っていました。

英語はお互いにとって外国語なので、必要最低限のことを言うことができても、気持ちを伝えたいときに伝わらないもどかしさを体験しました。買い物をする際には友人に通訳してもらわなければいけない不便さもありました。

そこで少しでも話せるようになろうと中国語を独学しはじめました。NHKのラジオ講座を受講し、文法書や単語帳や発音教材を買い、Hello Talkというアプリで台湾人と日々チャットをして語彙を学びもしました。

漢字の読み方がわからず、バスから見える街の景色から漢字を拾ってはiPhoneのアプリでピンインに変換して読み方を練習しました。こうして毎回、旅行する旅に単語のリストは増える一方でした。

話すのもドキドキしました。
台湾の空港で初めて英語ではなく中国語で“請給我一杯熱咖啡”とホットコーヒーを注文して通じた時が印象的な成功体験でした。

そうこうして一昨年から、友人が一切僕に英語を話さなくなりました。この時、ひとつの大きな壁を打ち破ったようです。
それからはお互いに気を遣わず自然なコミュニケーションをすることができるようになりました。中国語を話すことで、台湾人や中国人との心理的距離はずっと近く感じます。

僕の語学学習はのんびりコツコツ続けるスタイルなのでいつまでも中級学習者の域を超えませんが、3年前に作った500語はあろうかという単語リストを今日読み返すと、そのほとんどを今は日常的に使っていることに驚きました。継続するのとの効果を感じます。今では街の人の会話もほぼ聞き取って理解ができます。

去年からは台湾や中国との楽器の輸出入業務は中国語で行うようになりました。今日と明日は台北で各3時間の講義をする予定で、仕事にも役になっています。

語学が面白いのは、かつてただのノイズのようだった音が理解できるようになることです。まるでテレパシーのようです。大げさではなく、世界が違って見えますし、言語がわからない時とは実際に見ているものは違うのでしょう。
また、成長が目に見えてわかるので、大人になってからも能力の伸びしろがあることを実感でき、自信につながります。


今年からは韓国語にも手をのばし、日本のバスや地下鉄の案内の英語、中国語、ハングルすべてが読めるようになって楽しんでいます。極めて実用的で楽しい語学学習はとてもお勧めな趣味です。一緒に楽しみましょう!

2018/01/08

ケルト北欧音楽交流会を開催します!

 <2月18日(日)大阪にて!> 今年も開催します!

 ケルト・北欧音楽を楽しんでいる皆様が楽器の違いを越えて集まり、交流を深める機会になればと思い、今年も交流会を企画しました。

 ハンマー・ダルシマーの稲岡大介先生、ハープの上原奈未先生、フルートの西川智子先生、私hataoのコンサート、有志の発表、お食事、景品つきのゲームなど、盛りだくさんの内容をご用意して皆様のご参加をお待ちしています。どなたでもご参加ください。

  内容

・10半時 受付開始 
・11時 開会式。簡単な曲を合奏して身体をほぐしましょう。(30分)
・11時半  発表1(60分) 
・12時半 カレーなどビュッフェランチ。ソフトドリンク付き。
 お食事中はオープンステージライブあり。 (90分)
・14時 音楽ゲームやクイズ。景品を勝ち取りましょう!(60分) 
・15時 発表2(60分)
・16時 講師陣のコンサート(30分) 
・16時半 全体合奏、閉会式。
・17時 終了

 場所:スパイスバル サウンドブーツ 大阪市西区阿波座1丁目2-10
 地下鉄四つ橋線本町駅の21,22番出口が最寄りです。予めお調べください。
 ※専用駐車場はございませんので、お車の場合は向かいのコインパーキングをご利用ください。

 定員:60名

 会費:¥5,000-(ビュッフェ、ソフトドリンク付き) 
    ※お子様の参加はご相談ください。 
 事前に講師までお支払い下さい。お菓子などの差し入れは不要です。会場はレストランですので、靴のままおあがり頂きます。

 お申込:参加の意思を講師まで直接、またはお電話やEメールでお知らせ下さい。
 期日:2月12日までにお申し込みください。

 ※定員になり次第受付を終了させていただきますので、お早めにお願いします。

 お申込みはメールで。 hatao@irishflute.info

2018/01/06

本を書く日々

毎年1月から2月はひたすら本の執筆をします。今書いている本はアイルランド音楽のセッション曲集と、アイリッシュ・フルートの教本および曲集。

今年は2週間を札幌の実家ですごし、あとの2週間を台湾ですごしながら、一日の大半をひたすらパソコンと資料に向き合う日々です。調べ物も物書きも大好きなので、実はとても充実した時間です。

本の執筆がとても創造的な営みであることは確かなのですが、僕の場合は文芸ではないので、そのほとんどは大学のレポートと同じで、作業です:計画し、資料を集めて、仮説を立て、調査検証し、図や写真や音声資料を用意し、文章を書いて、すべての素材を整理してまとめ、何度も読み返して精度を高めます。

その一連の中で文章を書くところなんてほんのわずかであり、すでに頭の中にあるものを言語化するだけなので、これもまた作業なのです。

音楽の本を書くのは作曲するのとは違います。どちらもインスピレーションが大切ですが、本の場合は粘り強さがより求められます。

もうこれで7冊目の出版になるので、本を書くための技術を覚えて、計画的かつ効率的に書いて、3月からの経理と(苦笑)、4月からの音楽活動にスムーズにつなげてゆきたいです。何しろフルート教本は大物で、もう3年くらいやっていますからね。セッション本は春の出版をめざしています。

自分が過去の本に書いた文章をそのまま新しい本にコピペするのは、OKですよね(笑)。