2018/06/25

僕と台湾のストーリー


台湾に来ています。今回の目的は友人の結婚披露宴に参列すること。このごろずっと忙しかったので、一切仕事は入れていません。

結婚式は30卓の盛大なもので、ベジタリアン用のコース料理も、スライドも感動的でした。夫婦となる友人2人を見守りながら、いろいろな思いが去来してきました。

彼が僕に会いに初めてやってきたのは2009年、そしてその翌年2010年に初めて台湾に行ったのでした。あれから毎年台湾に来て、台湾は僕の第二の故郷というくらい大好きな場所になりました。

友達の失恋相談を受けたこと、そのあと今の彼女と付き合い始めたこと。ずっと一緒に時間を過ごしてきました。台湾を一周しました。日本のあちこちにも連れていきました。フィンランドにも行きました。台湾のオカリナを日本に輸出するビジネスもはじめました。そんな彼がいよいよ家庭を持つのは、少し寂しい気持ちもあります。

初めて台湾に来たとき、何もかもが新鮮で驚きの連続でした。毎回、ワクワクと発見がありました。しかし8年たち、何もかも見慣れてしまい、せっかく台北に来ているのにどこにも行く気も起きずに退屈している自分に気が付きました。

彼の結婚を区切りにひとつの時代が終わったのだと感じます。

台湾はもう僕にとっては外国「よその国」ではなくなったのでしょう。友人や知人も増えました。そして、ついこの数年前まではこの人たちと英語で会話していたことが、なんだか信じられません。台湾でもう一度僕が生まれて、育ち、まわりの大人と話せるようになったような感覚です。言葉を身につけるというのは、人生を2度生きるような感じがします。

もちろん、これからも僕は台湾に毎年通い続けるし、台湾との絆はより深まってゆくことでしょう。そして、また新たな故郷をどこかに作ってゆくのだと、そう感じています。

PS・僕が再婚するとしたら、台湾・中国・韓国からたくさんの友達を呼びたいな、なんて夢想しています。

我在台灣參加了快十年的老朋友的婚宴
最近開店後一直很忙,這次在台灣,都樂不思蜀了!

婚宴有三十桌,很盛大
第一次吃到的素食套餐好豐盛
他在韓國求婚的影片令人很感動
恭喜你們
祝福他們我心裡感概萬千

小唐這個朋友來日本找我的應該是2009
隔年我第一次來台灣
後來每年都來台灣
現在我可以說台灣是像我的第二個故

我和他一起度過了不少時間
一起環島
一起去了日本很多的地方
還一起去了了芬蘭
一起開始賣台灣陶笛給日本的生意

他終於結婚了
我很開心,也覺得有點寂寞

一開始來台灣的時候,什麼在我的眼裡都很新鮮,
可是過了八年,都已經習慣了,這次即使有了空閒時間也不想去出玩

好吧,我在台灣的第一章現在要結束了
台灣對我已經不是「外國」
我認識到了許多朋友
不能相信到幾年前我和他們一直用英文講話
感覺如我在台灣再一次出生,發展,學會講話

當然我以後也繼續來台灣,可是說不定以後會去別的地方做成第三個故


PS・如果有再婚的話想從韓國台灣中國邀請很多的朋友們

2018/06/14

新刊「はじめよう!アイリッシュ・セッション」のお知らせ

私の新刊「はじめよう!アイリッシュ・セッション」はいよいよ明日製本所に入稿し、6月末から発売となります。

こちらからご予約・ご注文ください。

入稿直前段階のデザインが届きました。いつもワクワクする瞬間です。その中から、カバーデザインと楽譜部分のサンプル、そのページ用の音源を公開します!

www.irishflute.info/19.mp3

この本は去年11月頃から選曲し楽譜を書き、12月に音源を録音し、今年2月には台湾の台南のマンションで缶詰になって原稿を書いたのでした。およそ半年かかりましたが、この間に楽器店のオープンもあったりで多忙を極めた中での制作でした。

本企画は、あまたある外国のアイリッシュ曲集に僕自身が満足できなかった思いから、日本人に一番使いやすい曲集を開発することを心がけました。こんな強みがあります。

• 世界中のセッションでよく知られている曲を中心に、伝統曲 100 曲を収録。簡単な曲からステップアップできるように並べた。

• 伝統音楽の多様な種類の曲を網羅しており、解説も併せて読むことで理解が深まる。

• 日本で活躍するアイルランド伝統音楽演奏家による音源により、聴いて楽しみながら学ぶことができる。

• メロディ楽器及び伴奏楽器の、どの楽器での利用にも適している。

• わかりやすい曲集を目指して,コード(和音)、曲の終え方、リズムや調やパート数や小節数の情報、曲のエピソード、異なるヴァージョンや変奏,参考音源を掲載する。

• 収録曲がセット(メドレー)になっているので、そのままセッションで演奏できる。

• くせのない読みやすい記譜法を採用する。

• 国内のセッションで一般的なヴァージョンを採用する。

よってこの1冊があれば、外国の曲集を使う必要がまったくなくなります!

今まで知らなかった曲の背景について調べるのはとても楽しい過程でした。

そして自慢は合計2時間半にも及ぶ聴きごたえ充分な付属音源。録音のために東京からアニ君、野口君を招き、合計8人のミュージシャンで2日間で録った本気の演奏です。そんじょそこらの楽譜の付属音源には負けません。

カバーデザインは、写真か絵かでアンケートを取った結果、どちらも人気が拮抗し、もっと良い案があるのではないかと思っていたちょうどそのころ、演奏で行った高知県で、馴染みの画家でアイリッシュフルート吹きの北村剛さんと酒を呑んでいたときに話のはずみで新しく描き下ろしていただくことを決断。北村さんの絵を見たこともないのに、ずいぶんと無茶な判断をしたものですが、結果的にアイルランド音楽愛溢れる素晴らしい絵をいただくことができました。

そして、その絵を配置してカバーをデザインしてくれたのはnamiさん。彼女のデザインセンスは、本当に素晴らしいです。素敵な絵をいただいても私ではどうしようもできないかったで、とても助かりました。

僕の依頼に素早く的確に対応して作図をしてくれた淳平君。そしてなにより編集をしてくれた熊本君には感謝してもしきれません。

価格については当初、音源込み3800円+税を考えておりましたが、この音楽の愛好家に若い方が多いので、応援する気持ちも込めて、買いやすく3000円+税にしました。その方が、長く売り続けられるようにも思います。はっきり言って、めちゃくちゃお得な本です。そして、実用的。これが1冊あれば、すぐにアイリッシュセッションを楽しむことができます。

音源はCD3枚分になるので、ダウンロードしていただくようにしますが、パソコンがない方などには個別に対応する方針です。

この本で9冊目の出版となります。10冊になったら、何かお祝いしようかな。

発売前のご予約受付いたします。6月いっぱい送料を無料といたします