2018/06/14

新刊「はじめよう!アイリッシュ・セッション」のお知らせ

私の新刊「はじめよう!アイリッシュ・セッション」はいよいよ明日製本所に入稿し、6月末から発売となります。

こちらからご予約・ご注文ください。

入稿直前段階のデザインが届きました。いつもワクワクする瞬間です。その中から、カバーデザインと楽譜部分のサンプル、そのページ用の音源を公開します!

www.irishflute.info/19.mp3

この本は去年11月頃から選曲し楽譜を書き、12月に音源を録音し、今年2月には台湾の台南のマンションで缶詰になって原稿を書いたのでした。およそ半年かかりましたが、この間に楽器店のオープンもあったりで多忙を極めた中での制作でした。

本企画は、あまたある外国のアイリッシュ曲集に僕自身が満足できなかった思いから、日本人に一番使いやすい曲集を開発することを心がけました。こんな強みがあります。

• 世界中のセッションでよく知られている曲を中心に、伝統曲 100 曲を収録。簡単な曲からステップアップできるように並べた。

• 伝統音楽の多様な種類の曲を網羅しており、解説も併せて読むことで理解が深まる。

• 日本で活躍するアイルランド伝統音楽演奏家による音源により、聴いて楽しみながら学ぶことができる。

• メロディ楽器及び伴奏楽器の、どの楽器での利用にも適している。

• わかりやすい曲集を目指して,コード(和音)、曲の終え方、リズムや調やパート数や小節数の情報、曲のエピソード、異なるヴァージョンや変奏,参考音源を掲載する。

• 収録曲がセット(メドレー)になっているので、そのままセッションで演奏できる。

• くせのない読みやすい記譜法を採用する。

• 国内のセッションで一般的なヴァージョンを採用する。

よってこの1冊があれば、外国の曲集を使う必要がまったくなくなります!

今まで知らなかった曲の背景について調べるのはとても楽しい過程でした。

そして自慢は合計2時間半にも及ぶ聴きごたえ充分な付属音源。録音のために東京からアニ君、野口君を招き、合計8人のミュージシャンで2日間で録った本気の演奏です。そんじょそこらの楽譜の付属音源には負けません。

カバーデザインは、写真か絵かでアンケートを取った結果、どちらも人気が拮抗し、もっと良い案があるのではないかと思っていたちょうどそのころ、演奏で行った高知県で、馴染みの画家でアイリッシュフルート吹きの北村剛さんと酒を呑んでいたときに話のはずみで新しく描き下ろしていただくことを決断。北村さんの絵を見たこともないのに、ずいぶんと無茶な判断をしたものですが、結果的にアイルランド音楽愛溢れる素晴らしい絵をいただくことができました。

そして、その絵を配置してカバーをデザインしてくれたのはnamiさん。彼女のデザインセンスは、本当に素晴らしいです。素敵な絵をいただいても私ではどうしようもできないかったで、とても助かりました。

僕の依頼に素早く的確に対応して作図をしてくれた淳平君。そしてなにより編集をしてくれた熊本君には感謝してもしきれません。

価格については当初、音源込み3800円+税を考えておりましたが、この音楽の愛好家に若い方が多いので、応援する気持ちも込めて、買いやすく3000円+税にしました。その方が、長く売り続けられるようにも思います。はっきり言って、めちゃくちゃお得な本です。そして、実用的。これが1冊あれば、すぐにアイリッシュセッションを楽しむことができます。

音源はCD3枚分になるので、ダウンロードしていただくようにしますが、パソコンがない方などには個別に対応する方針です。

この本で9冊目の出版となります。10冊になったら、何かお祝いしようかな。

発売前のご予約受付いたします。6月いっぱい送料を無料といたします

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