韓国には、Bardという男女2人のボーカリストがメインのプロフェッショナルなアイリッシュ・バンドがあります。ギター・ボーカルのRuvinさんとアコーディオンやホイッスルを演奏し歌うHeriさん。
こちらでプロフィールやサンプル演奏をご覧ください。
https://celtnofue.com/column/japan_celt/asia_bard.html
今回の韓国ツアーは、今年こそは韓国でコンサートをしたいという私の希望を、韓国のアイリッシュ・バンドBardのギター・ボーカルのRuvinさんに相談をして実現しました。
会場が決まり宣伝を開始したのは1か月前という急なコンサートでしたが、日本では簡単には実現できないような素晴らしい会場と大勢のお客様に恵まれました。これは前回もまったく同じ経験をしましたので、Bardの人気ぶりと心遣いには毎回驚かされています。
今回は土日に二日間で2つのコンサートを希望しました。ひとつは北欧音楽、もうひとつはBardと対バン形式でアイリッシュをメインに。そして、ワークショップも依頼頂いたので、お引き受けしました。ワークショップは英語で行うつもりでしたが、Ruvinさんのご厚意で通訳として日本に留学経験があるInsun Parkさんを2日間手配してくださいました。
海外ツアーはハープの運搬が問題になりますが、今回は韓国の友人SoomeeさんにDustyのものを2日間ともお借りすることができましたので、新幹線や飛行機を使った国内ツアーに比べて移動が格段に楽でした。
場所は前回と同じ若者の集まる原宿のような雰囲気のおしゃれな街、弘大ホンデ。会場はデザイン会社が経営するビルの一階のWarkshallという設備が整った綺麗なシアターです。普段カフェやレストランでのコンサートが多い私たちなので、飲食店ではないシアターは珍しく、とても良い環境でコンサートができました。
5月27日(土)の朝、関空をおよそ10時に出発。12時にはインチョン空港に到着。日本と韓国は時差がありません。そのままバスでハプチョンまで移動しました。wifiがないので路上の案内板を頼りに場所を探しました。
15時からのワークショップはホイッスル&フルート90分とアイリッシュのリズム講義。事前に10人くらい参加申し込みがあると聞いており、全員がフルート奏者だと思っていたのですが、フルート奏者は2名で他はほとんどホイッスルの初心者の方だったので急遽内容を変えて、ホイッスルの初級レッスンを70分、最後にフルートを少し見て、質疑応答としました。
リズム講義ではアイリッシュのリズム分類の概要を話し、リズムのよい演奏についての私の考えを伝えました。通訳のInsunさんは難しい音楽の話をいとも簡単そうに通訳してくださり、本当に助かりました。
その後リハーサルをする間もなく18時からhatao&namiのコンサート。お客様は30名弱だったでしょうか。顔なじみの友人もたくさん来てくれました。2ステージ制で2時間の演奏です。
協力的でプロフェッショナルなエンジニア、会場スタッフ、音響の整った快適で美しい空間、状態の良いピアノで存分に演奏ができました。これほど優れた環境は関西ではなかなか見つけられないと思うほどでした。
セットリストはこちら。
曲の間のMCも、すべてInsunさんが通訳してくださったので、曲のエピソードや思いを伝えることができました。
- はじまりのうた
- 雨あがり
- Vals från Kristian Oskarsson
- Ivory lady
- 柳
- 睡蓮
- 夜間飛行
- 休憩
- reel set
- Venjan〜Garden
- Brudmarsh från Nås
- 羊飼いと熊
- みもざの庭
- 幸せの種209
- ♪アンコール♪
- おやすみのうた
2日目は、Bardとのジョイント・コンサート。その前に奈未さんのハープのワークショップがありました。
受講者は10人で、コンサーティナやフィドルなど、別の楽器を演奏される方ばかり。
Soomeさん以外は全員ハープは初めて。そしてルビンさんも参加してくださいました。
ハープの基礎知識や種類、歴史のお話と体験を少しずつ。今後独学で学習される時のために、指の使い方の基礎を説明しました。それから、ハープを購入するときの注意点などもお話ししました。
ハープのレッスンをしている時間、私は急きょ、個人レッスンを担当しました。昨日の笛のワークショップではフルートの方が物足りなかったようです。別の部屋で2人の男性のフルートのレッスンをしました。2人とも日本語が理解できるので日本語で行いました。フルートを始めたばかりとのことでしたが、とても熱心でした!
続いてBardとのリハーサル。今回はRuvinさんとHeriさんの2人だけだと思っていたのですが、パーカッションのチャニさんとヴァイオリンのチャンスーさん、チェロのサポートメンバーも入っての豪華な編成でした。共演曲の4曲を先に練習します。短い準備期間にもかかわらず、本当に素晴らしい仕上がりで、皆さん本当にプロフェッショナルだと感動しました!
コンサート本番には、100名以上のお客様がお越しくださったでしょうか。ほぼ満席でした。先に私たちが演奏しました。2日通し券もあったので、プログラムは一つも重ならないようにしました。セットリストは
Punch in the dark
Coolin ~ Madame Bonaparte~Colonel Fraser's
夜明けの星
ノルウェーの結婚行進曲
Time flow
5分間の魔法
でした。
Bardの演奏は、新しいレパートリーも入り、本当に素晴らしい熱演でした。僕の大好きな曲もいくつかあり、ファンとしても楽しい時間でした。今年は3枚目になるCDを作るそうで、大変楽しみです。日本の皆様にもBardを紹介したいという思いを強く抱きました。
共演は、Bardの섬의 노래(島の歌) と"여행자의 마지막 걸음 (旅人の最後の歩み)、私たちの「自由な鳥」と「星降る夜の歌」。パーカッション、ギター、アコーディオン、ヴァイオリンが入った私の曲「自由な鳥」には深く感動しました。
演奏後はCDや楽譜が飛ぶように売れ、あっという間に完売。たくさんの方にサインをし、写真をご一緒しました。韓国のお客様の歓迎ぶりには心を打たれました。
2日ともコンサート後はBardのメンバーや友人たちと打ち上げアイリッシュ・セッション。毎夜遅くまで、本当に楽しい時間をすごしました。
今回のツアーを実現してくださったBardの皆様、通訳のInsunさん、ハープを提供してくださったSoomeeさん、会場スタッフの皆様、そして何よりご来場いただいたお客様と私たちの友人に心から感謝をします。
年内にBardを日本にお招きして、日本の皆様にご紹介したいと準備を進めています。どうぞお楽しみに!
会場が決まり宣伝を開始したのは1か月前という急なコンサートでしたが、日本では簡単には実現できないような素晴らしい会場と大勢のお客様に恵まれました。これは前回もまったく同じ経験をしましたので、Bardの人気ぶりと心遣いには毎回驚かされています。
今回は土日に二日間で2つのコンサートを希望しました。ひとつは北欧音楽、もうひとつはBardと対バン形式でアイリッシュをメインに。そして、ワークショップも依頼頂いたので、お引き受けしました。ワークショップは英語で行うつもりでしたが、Ruvinさんのご厚意で通訳として日本に留学経験があるInsun Parkさんを2日間手配してくださいました。
海外ツアーはハープの運搬が問題になりますが、今回は韓国の友人SoomeeさんにDustyのものを2日間ともお借りすることができましたので、新幹線や飛行機を使った国内ツアーに比べて移動が格段に楽でした。
場所は前回と同じ若者の集まる原宿のような雰囲気のおしゃれな街、弘大ホンデ。会場はデザイン会社が経営するビルの一階のWarkshallという設備が整った綺麗なシアターです。普段カフェやレストランでのコンサートが多い私たちなので、飲食店ではないシアターは珍しく、とても良い環境でコンサートができました。
5月27日(土)の朝、関空をおよそ10時に出発。12時にはインチョン空港に到着。日本と韓国は時差がありません。そのままバスでハプチョンまで移動しました。wifiがないので路上の案内板を頼りに場所を探しました。
15時からのワークショップはホイッスル&フルート90分とアイリッシュのリズム講義。事前に10人くらい参加申し込みがあると聞いており、全員がフルート奏者だと思っていたのですが、フルート奏者は2名で他はほとんどホイッスルの初心者の方だったので急遽内容を変えて、ホイッスルの初級レッスンを70分、最後にフルートを少し見て、質疑応答としました。
リズム講義ではアイリッシュのリズム分類の概要を話し、リズムのよい演奏についての私の考えを伝えました。通訳のInsunさんは難しい音楽の話をいとも簡単そうに通訳してくださり、本当に助かりました。
その後リハーサルをする間もなく18時からhatao&namiのコンサート。お客様は30名弱だったでしょうか。顔なじみの友人もたくさん来てくれました。2ステージ制で2時間の演奏です。
協力的でプロフェッショナルなエンジニア、会場スタッフ、音響の整った快適で美しい空間、状態の良いピアノで存分に演奏ができました。これほど優れた環境は関西ではなかなか見つけられないと思うほどでした。
セットリストはこちら。
曲の間のMCも、すべてInsunさんが通訳してくださったので、曲のエピソードや思いを伝えることができました。
- はじまりのうた
- 雨あがり
- Vals från Kristian Oskarsson
- Ivory lady
- 柳
- 睡蓮
- 夜間飛行
- 休憩
- reel set
- Venjan〜Garden
- Brudmarsh från Nås
- 羊飼いと熊
- みもざの庭
- 幸せの種209
- ♪アンコール♪
- おやすみのうた
2日目は、Bardとのジョイント・コンサート。その前に奈未さんのハープのワークショップがありました。
受講者は10人で、コンサーティナやフィドルなど、別の楽器を演奏される方ばかり。
Soomeさん以外は全員ハープは初めて。そしてルビンさんも参加してくださいました。
ハープの基礎知識や種類、歴史のお話と体験を少しずつ。今後独学で学習される時のために、指の使い方の基礎を説明しました。それから、ハープを購入するときの注意点などもお話ししました。
ハープのレッスンをしている時間、私は急きょ、個人レッスンを担当しました。昨日の笛のワークショップではフルートの方が物足りなかったようです。別の部屋で2人の男性のフルートのレッスンをしました。2人とも日本語が理解できるので日本語で行いました。フルートを始めたばかりとのことでしたが、とても熱心でした!
続いてBardとのリハーサル。今回はRuvinさんとHeriさんの2人だけだと思っていたのですが、パーカッションのチャニさんとヴァイオリンのチャンスーさん、チェロのサポートメンバーも入っての豪華な編成でした。共演曲の4曲を先に練習します。短い準備期間にもかかわらず、本当に素晴らしい仕上がりで、皆さん本当にプロフェッショナルだと感動しました!
コンサート本番には、100名以上のお客様がお越しくださったでしょうか。ほぼ満席でした。先に私たちが演奏しました。2日通し券もあったので、プログラムは一つも重ならないようにしました。セットリストは
Punch in the dark
Coolin ~ Madame Bonaparte~Colonel Fraser's
夜明けの星
ノルウェーの結婚行進曲
Time flow
5分間の魔法
でした。
Bardの演奏は、新しいレパートリーも入り、本当に素晴らしい熱演でした。僕の大好きな曲もいくつかあり、ファンとしても楽しい時間でした。今年は3枚目になるCDを作るそうで、大変楽しみです。日本の皆様にもBardを紹介したいという思いを強く抱きました。
共演は、Bardの섬의 노래(島の歌) と"여행자의 마지막 걸음 (旅人の最後の歩み)、私たちの「自由な鳥」と「星降る夜の歌」。パーカッション、ギター、アコーディオン、ヴァイオリンが入った私の曲「自由な鳥」には深く感動しました。
演奏後はCDや楽譜が飛ぶように売れ、あっという間に完売。たくさんの方にサインをし、写真をご一緒しました。韓国のお客様の歓迎ぶりには心を打たれました。
2日ともコンサート後はBardのメンバーや友人たちと打ち上げアイリッシュ・セッション。毎夜遅くまで、本当に楽しい時間をすごしました。
今回のツアーを実現してくださったBardの皆様、通訳のInsunさん、ハープを提供してくださったSoomeeさん、会場スタッフの皆様、そして何よりご来場いただいたお客様と私たちの友人に心から感謝をします。
年内にBardを日本にお招きして、日本の皆様にご紹介したいと準備を進めています。どうぞお楽しみに!
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