前回のブログに書いた通り、今回は「アイリッシュ・フルート」の教本を一気に書き上げるという計画で、無謀にも同じ場所に2週間も滞在しました。ホテル、というかマンションは快適でなんの不満もありませんでした。
1週間目は新鮮味もあって良かったのですが、さすがに2週目にはちょっと飽きました。
ホアヒンのはずれはストリートが1本しかなくて、家を中心に半径1キロくらいの安飯屋で3食をまかなっていたので、そのへんの食堂のおばちゃんとも顔見知りになり、メニューも決まってきて、そのあたりからダレましたね(笑)。街のこととか、結構どうでもよくなり、ますます原稿に集中できました。
朝起きて、なんかわけのわからない鳥がいつも絶叫していて、朝も食べずにパソコンに向かって、果物とか適当に食べながら、気づいたら日が傾いてる。夜を食べに行って、12時まで原稿に向かう…。というのを繰り返して毎日12時間以上は書いていました。
その上、毎日晴れていて同じような日々で、時が止まった気がしましたよ…。
ホアヒンは白人の老後の移住先として人気なのだそうですが、僕だったら退屈で早死にしそうです。
おかげで、教本は8割がた書きあがりました!
調子づいたので、あとは日本で毎日少しずつ書き足して、完成できそうです。
今回は、ホアヒンだったから良かったんだと思います。
多分バンコクだったら誘惑が多くて、こんなに捗らなかったでしょう。
途中で放棄していた可能性が高いでs
いろいろ不便なので、次もタイにするかどうか微妙ですが、こんな風に毎年外ごもりするのはいいなと思いました。
タイが不便というのは、たとえば英語が全然通じないことですね。
バンコクで「エアポートまで!」と言ってバイクタクシーに乗ったら、全然ちがうところに連れてこられて、文句を言ったら、「移民管制局」みたいなビルに連れて行かれて、話してこい、と。
メニューもバスの行き先も読めず、聞いてもわからず、本当に不便でした。
あと、トゥクトゥクとかバイクタクシーは基本、交渉で料金が決まるので、かなりぼったくられましたね。そんなもんかと思って払ってたら、となりでタイ人のおばちゃんが僕の5分の1位の値段で払ってたのを見て、卒倒しました。
レストランも八百屋も、値段が書いてません。いちいち値段を聞いて、負けさせるのって、すごい面倒臭いですよ。書いてない理由は、たぶん、外国人価格っていうのがあるのだと思います。
だって、向こうの平均月収18,000円程ですから、そりゃあ外国人から多めに取ってもバチはあたらないだろうって思いますよね。
だから高くてもいいだろうと思いきや、不思議と物価の安い国に行くとその国の物価と生活水準に慣れるので、なんだかケチになります。
100円高かっただけでも、すごく損をした気分になります。100円あれば、ビール飲めたのにな…とか思っちゃうんですね。
あと、この国は道路交通法あるんでしょうけど、めちゃくちゃゆるいです。
バイクタクシーはお客にヘルメットをかぶせないし、原付ノーヘル3人乗りは普通です。
マイクロバスは、ルームミラーを花掛けだと勘違いしているし。
僕は引きこもってたので人とのトラブルはなかったですが、バックパッカーで
旅するのはトラブル続きでしんどそう〜。
日本に帰ったら、やることが山のように溜まってました。気がつけば2月。本当に「神隠し」にあった気分のタイ旅行でした。
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