2019/02/20

韓国留学日記2月20日最終日 テグム奏者ハン先生との出会い



 今日は修了試験。朝から4時間かけて筆記、会話、読解、リスニングの4科目を受けた。試験直前まで動詞と形容詞の不規則活用形の暗記が追いつかず付け焼き刃で臨んだが、全体的にはよくできたと思う。おそらくリスニングと読解は満点かも?

 会話試験では授業で習ったことだけでは不完全な受け答えになってしまうのは仕方ないが、その他は授業に真面目に出席して予習復習していれば、確実に満点が取れるはずだ。 

今回は4週間韓国に滞在して韓国語を学んだ。当初はほとんど話せなかったが、今では簡単な会話であればスムーズにやりとりできるようになった。言語を学んでいて、これまでにないスピードで一気に中級レベルまで韓国語を習得することができた。 帰国後もこの調子で学習を続けて、秋に再訪するときまでにさらに流暢になっていたい。もちろん、中国語、英語も1級レベルを目指して継続していきたい。

今回は、昨年から韓国への楽器の輸出が増えたため、将来への投資のため思い切って初めての留学を決意した。学費・滞在費合わせて30万円くらいだったが、実に効果がある留学だった。今後、韓国で仕事をする機会も増えていきそうだ。

 テストが終わってから、韓国の伝統的な横笛テグム대금奏者のハン・チュンウン한충은先生にお会いしていただいた。

ハン先生は韓国の公営放送局KBSの伝統音楽オーケストラの奏者であり、ソロ活動もされている大変有名な奏者だ。何年も前に韓国の最初の友人ムジンさんにハン先生のCDをプレゼントしてもらい、素敵な音楽と音色で愛聴していたのだけれど、先月YouTubeでライブ動画を発見して、興味がわいて、アポイントを取らせていただいた。

 新村のカフェで待ち合わせたのちタクシーでKBSの練習室に移動し、お互いの演奏を披露して、音楽や笛についてお話をし楽しく過ごさせていただいた。アイリッシュ・フルートの奏法はモダン・フルートとは異なりテグムなど民族的な笛に共通するため、興味深く見てくださった。

 テグムのヴィブラートは特別で、感情を揺り動かすような深さが素敵なのだけれど、それには4つの方法があるようだ。次回秋に再訪するときには、テグムのレッスンを受けさせていただけることになった。

 ハン先生の演奏動画を案内しておく。

https://www.youtube.com/watch?v=WfpUrdLE5g0 

https://www.youtube.com/watch?v=SxwEhTBIjcI



先生との会話はすべて韓国語で行なったのだけれど、レッスンで習う日常会話ではなく音楽の専門的な話題なので半分くらいわからない部分があるものの、韓国語を習って本当に良かったと思う時間だった。

語学と音楽は人生に素晴らしいものをもたらしてくれる。

 今回の滞在で最後の夕食は、1日目の晩に恐々と入った食堂にて。

ここにすっかり馴染みになり、優しいアジュンマ(おばさん)が笑顔で迎えてくれた。スンドゥブチゲが熱々で美味しかった。 明日は成績発表と修了式。そして、午後の便で帰国となる。

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